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県をまたぐ移動は増えた? 減った? KDDIが人流分析レポート
2020年5月28日 20:54
「緊急事態宣言前より3割少ないが、徐々に県境をまたぐ移動は増えている――そんな分析を、KDDIが28日、発表した。
新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言の解除を受けて、国内各地で県境をまたぐ移動がどう変わったのか、分析したものだ。
調査では、県外の移動は、居住地の都道府県から別の地域を訪れ、15分以上滞在した場合とされている。
もとになったデータは、個人情報は省かれ、個人を特定できない形に加工されたもの。ユーザーの同意の上で得た位置情報(GPS)と、契約者の属性を紐づけており、年齢層や性別と組み合わせた分析ができる。
感染拡大前の約3割減
レポートによれば、感染が拡大する前(1月18日~2月14日)と比べ、県外へ外出した人の数は、全国平均で約31.5%減となった。
緊急事態宣言が解除された後も、引き続き人の動きは戻っていないことがわかるデータだが、前週(5月11日~17日)と比べれば増加しており、レポートでは「休日は増加が顕著となった」と指摘する。
関西の解除以降は
関西での緊急事態宣言が解除された5月21日以降、関西圏での人の動きはどうだったのか。
こちらも感染が広がる前と比べれば引き続き低い水準ながら、宣言解除後の週末は県をまたく移動が明確に増えている。