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ソフトバンク宮川CTO、5G基地局整備に「新型コロナの影響はわずか。建設は順調」

宮川氏

 新型コロナウイルス感染症が世界へ影響を与え続ける中、11日、ソフトバンクの2019年度決算説明会の席上で宮川潤一CTOが5G基地局の整備状況への影響についてコメントした。

 質疑で新型コロナウイルス感染症が与える5G基地局の整備への影響を問われた同氏は「全体で10%~20%程度、影響はある。たとえば基地局建設の際、(設置候補の場所の地権者である)オーナーがビル屋上へ上がるときにNGと言い、(計画から)こぼれるところがある。とはいえ、もともと予定から50%増し程度でオーダーをかけており、元の計画を上積みしている。年度末に向けて1万局が立ち上がっていく。順調だと感じている」とした。

 機材調達についても、ノキアやエリクソンの機材は中国国内で最終的な組み立てていることが多いものの、アンテナ、同軸ケーブル、電源周辺など「欠品は顕著ではない。スケジュール通りの納品」と述べ、機材調達のサプライチェーン上、「今年(2020年)は大丈夫)」と語った。