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宅配ボックスの利用をIoTで効率化、京セラと横浜市が実証実験

 京セラと横浜市は、「IoT宅配システム」の実証実験を2月1日から横浜市若葉台団地で実施する。団地内の賃貸住宅790戸を対象に、IoT宅配ボックスによる再配達件数の削減などの効果を検証する。

 京セラが開発した「IoT宅配システム」によって、宅配ボックスの利用状況をWebアプリでリアルタイムに確認できる。宅配ボックスは白山機工が開発。運送業者は佐川急便と日本郵便が参加する。

 Webアプリは宅配業者向けと住民向けが用意され、住民は受取予定の荷物の一覧を見て宅配ボックスへの配送を指定できる。

 宅配業者のドライバーは、団地内の各所に設置された宅配ボックスの空き状況を現地に着く前に確認できるようになり、到着前に予約を入れて空きボックスを押さえておくこともできる。宅配ルートの効率化や、宅配ボックスの空きがないという理由での再配達件数の削減といった効果が期待される。