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お台場で無料シャトル運行、東京臨海エリアでMaaSの実証実験――KDDIなど6者

 KDDI、ナビタイムジャパン、ドコモ・バイクシェア、JapanTaxi、東京臨海高速鉄道、東京臨海副都心まちづくり協議会の6者は、MaaS実証実験の一環としてアプリ「モビリティパス」を1月16日~2月12日の期間で提供する。価格は無料。

お台場実証実験エリア

 モビリティパスは、AndroidとiOSに対応するスマホアプリ。お台場エリアの地図や観光関連記事、スポット情報を閲覧できるほか、エリア内で利用できるクーポンも配信される。アプリ内では同実験の一環で初めて運行される無料の予約制シャトル「東京臨海シャトル」やりんかい線、シェアサイクルなどを組み合わせたルート検索が利用可能。さらにルート検索結果画面からシェアサイクルの1日パス購入などができる。

アプリイメージ

 東京臨海シャトルの運行予定期間は1月16日~2月12日で、営業時間は10時~19時。モビリティパスから乗車人数を入力して予約することで指定の場所から乗車できる。運行コースは「勝どき-お台場回遊ルート」と「お台場回遊ルート」の2つで約1時間でおよそ2本。8人乗りのワゴン車で、JapanTaxiが日本交通の車両を用いて運行する。

 今回の実験は、東京都の公募による「MaaS社会実装モデル構築に向けた実証実験プロジェクト」に基づき実施される。同プロジェクトでは、東京臨海副都心エリアの交通渋滞の解消や交通不便地域の移動問題の解決、観光客の観光スポットへのスムーズな輸送や回遊率の向上を図り、臨海地域の活性化を目指す。