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ドコモが「ギガホ」増量を発表、キャッシュレスに注目集まる――2019年10月・11月・12月のニュース/レポートトップ10

 2019年、「ケータイ Watch」のニュース、レポートでどんな記事が注目されたのか。今回は2019年10月、11月、12月それぞれのトップ10に入った記事をご紹介します。

 10月は、NTTドコモによるAndroid 10へのバージョンアップ予告の記事でした。auも過去、同様のアナウンスを出していたのですが、2019年の秋冬シーズンでのバージョンアップ案内は、ドコモだけとなりました。

 2位の記事は、「ケータイ Watch」として携帯3社のキャッシュレスサービスに焦点をあてたまとめ記事です。この秋以降、キャッシュレスや還元に関する記事は多くの方にご覧いただけました。

 11月に発表されたファーウェイの「nova 5T」が10位にランクインしたほか、人気機種「AQUOS sense3」のSIMフリー版発売の記事が7位にランクイン。

 そして2位や5位、9位の記事はキャッシュレスおよび還元に関するもの。消費増税にあわせて社会的な関心も高まる中で、本誌の関連記事も多く読まれました。

 1位はApple StoreにおけるiPhone 11シリーズの割引を紹介する記事。人気の機種というだけではなく、これまでにない取り組みということもあって、注目を集めました。

 12月は、Amazonのサイバーマンデーや、キャッシュレス関連の記事に注目が集まりました。そうした中で本誌が注目した記事は3つです。

 ひとつは10位の楽天モバイルに関する記事。割安な料金設定かと思われたページが、実はダミーでした……という内容ですが、その料金内容も含め、同社への料金面での期待の高さがうかがえます。ただ、楽天モバイルは、ほかにもいくつか運営面での不手際が相次いでいます。果たして正式サービスまでに、きちんと体制を整備できるのか。期待と不安を感じさせた2019年から、飛躍の2020年になるでしょうか。

 2つは、8位にランクインしたSnapdragonの記事。スマートフォンの多くで採用されるクアルコム社の新製品という意味でも、2020年のスマートフォンのスペックがある程度見えるニュースです。そして、ミドルレンジでもややプレミアムなクラスに向けた「Snapdragon 765」というチップセットには5Gモデムが統合されています。これは、2020年、ハイエンドだけではなく、もっと幅広いスマートフォンが5Gへ対応していくことを示す内容です。チップセットの最新モデルという記事はややマニアックな情報ですが、日本でも来春、5Gの正式サービスが始まるだけに、多くのユーザーにとって関わりのある内容と言えそうです。

 そして最後にご紹介する注目記事は2位にランクインしたドコモのキャンペーン。多くの企業で仕事納めになるであろう12月27日に発表されたもので、2020年1月1日から適用されます。年末ギリギリの発表は競合各社の動きを制すと言うべきか、あるいは大容量プランという切り口では他社に追いついた格好とも言えます。また、これまでの30GBから60GBへ、終了時期を定めずに増量するという内容は、来たる「使い放題」な5G時代を予見させるものです。

 とはいえ、携帯大手各社は4Gの現在で大容量プランを実現した格好となりました。はたして5G時代では、容量という面ではどういった違いを生み出せるようになるのか。たとえば宅内向けのサービスなどが想定されるなかで、実際にはどんなサービスが登場してくるのか、来春が楽しみになるニュースでした。