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IIJmio、個人向けのeSIMデータ通信サービスを開始
2019年7月4日 10:26
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、eSIMを利用した個人向けサービス「IIJmio モバイルサービス ライトスタートプラン(eSIMベータ版)」を7月18日から提供する。
同プランは、iPhone XSなどのeSIM搭載端末で利用できる。物理的なSIMカードを発行する必要がなく、対応端末でアクティベーションコード(バーコード)を読み取ってプロファイルをダウンロードするだけですぐに利用開始できる。加入者管理機能(HLR/HSS)を自社で持つ「フルMVNO」の強みを活かしたサービスとなっている。
データ通信専用のプランとなっており、音声通話やSMSは利用できない。月額料金は1520円(税別、以下同)。別途、初期費用3000円と発行手数料200円がかかる。データ通信容量は月間6GBで、20GB、30GBの容量追加オプションや、クーポンカードでの容量追加も可能。
正式版への移行時には、物理的なSIMカードの発行や配送、入れ替えなどが不要なeSIMを導入するメリットが大きいサービスとして、訪日客向けプリペイドSIMのeSIM化も検討されている。また、物理SIMとeSIMを併用できる機種であれば、「電話は通話定額のあるMNO、データ通信だけIIJmioにして節約」といった使い方も可能になる。
また、既報の通り、同社は中古iPhoneの取扱を開始した。取扱機種には、eSIM対応のiPhone XSやiPhone XRも含まれている。
対応端末
7月4日時点での動作確認済端末は、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro(第3世代)、iPad Air(第3世代), iPad mini(第5世代)、Surface Pro LTE Advanced。なお、Apple Watch Series 3/Series 4のセルラーモデルもeSIMを内蔵しているが、こちらは非対応。