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IIJの第1四半期決算は増収増益、法人向けeSIMサービス提供へ

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2019年度第1四半期の決算を発表した。売上収益は前年同期比11.1%増の498.3億円、営業利益は58.8%増の13.8億円となり、増収増益だった。

決算総括

 営業利益については、NTTドコモ網のMVNOサービスの運営にあたって支払っているモバイル定額通信料(接続料)の単価改定に伴って、ネットワークサービス原価を2018年度第4四半期に一括計上したものを本来の帰属期間に分配したうえでの数字。

モバイル売上・回線数など

 同社の総回線数は、2019年度第1四半期末で前年同期比14%増の278.6万回線。総売上は14.2%増の113.4億円だった。その内、フルMVNOの売上は2018年第4四半期比49.9%増の3.4億円になった。

 個人向けMVNOサービス「IIJmio」の回線数は107.4万回線、売上は58.5億円だった。法人向けMVNOサービス「IIJモバイル」の回線数は170.9万回線、売上は54.8億円。そのうちMVNEの回線数は107.2万回線、売上は40.7億円になった。

 フルMVNOについては、7月に開始した個人向けのeSIMデータ通信サービスで、ラインナップを拡充した。今後は、法人向けeSIM提供に向け開発をしているという。