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KDDI、人口の動態データを提供へ、スマホの位置情報を利用

 KDDIは、「KDDI IoTクラウド Data Market」のサービスのひとつとして、過去・現在・未来のau人口動態データを8月下旬より提供する。

 「KDDI IoTクラウド Data Market」は、自社が持つIoTやPOSから得られたデータを分析する際に活用できるデータを提供するマーケット。今回、KDDIが提供するのは、auのスマートフォンユーザーの位置情報を利用した人口動態データ。特定エリアや時刻ごとの人口、人の流れを把握できるとしている。このデータは移動滞在データ、準リアルタイムデータ、未来予測データの3つで構成されており、過去・現在・未来の3つの軸で活用できるという。

 活用例としては、移動滞在データをユーザーの売上データと組み合わせて、新規出店の検討や、準リアルタイムデータで人口集中箇所を把握し、災害時の意思決定への活用、また未来予測データをイベント情報等と組み合わせて配車需要の予測などがあるとしている。

 このほか「KDDI IoT クラウド Data Market」では、「Wi2インバウンド動態データ」と位置情報分析ツール「Location Analyzer」、分析レポートサービス「Location Trends」を7月下旬より提供予定。