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東京ガス、新方式のIoTセンサーを活用した見守りサービス

 東京ガスは、ガスの使用状況を通じて自宅や離れて住む家族の様子を確認できる「くらし見守りサービス」において、IoTセンサーを活用した「自宅・家族の見守り」機能の提供を開始した。

 新サービスの料金は月額980円(税込、以下同)。既存の「ガスの見守り」機能の料金は別途かかり、月額500円。両サービスを同時に申し込む必要はなく、必要なサービスを個別に契約できる。

 くらし見守りサービスでは、スマートメーターから送信される情報と連動したスマートフォン用アプリを使って、自宅のガスの消し忘れ確認や遠隔遮断ができるほか、「前日にガスが1度も使われていない」といった情報を元に、離れて暮らす家族の様子を見守ることができる。

 今回の新サービスでは、IoTセンサーを使って鍵や窓、ドアの開閉を確認。鍵を開けたまま出かけてしまった時や、警戒モード設定中(外出中)にドアや窓が開いた時、あるいは「おかえり確認センサー」を持った家族が帰宅した時などにスマートフォンアプリを通じてお知らせする。

 合計10台までのセンサーを購入して設置でき、各センサーが検知した情報は別途貸与されるACCESSの「IoTゲートウェイ」に集約、LTE回線で送信される。

 センサーとホームゲートウェイ間の通信には、スマートメーター向けの無線通信規格「Wi-SUN」に準拠したF-RIT方式を採用。同方式は、各種センサーを高密度に設置しても安定した双方向通信ができる耐干渉性、電池駆動のセンサーを長期的に運用できる低消費電力を特徴としている。