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紛失防止タグ「MAMORIO」対応のWi-Fiアクセスポイント
2019年1月29日 13:47
Fi(ファイ)は、紛失防止タグ「MAMORIO」の検知機能を備えたWi-Fiアクセスポイント「MAMORIO Spot Wi-Fi」の提供を開始した。月額料金は1980円(税別)。初期費用は導入先の設備や提供機器によって異なる。
MAMORIOは、バッグや財布など身の回りの物に付けて利用する紛失防止タグ。Bluetooth Low Energy(BLE)の通信機能を備える。タグの付いた紛失物が他のMAMORIOユーザーのスマートフォンに検知されると位置情報がクラウドに送信される仕組みで、ユーザー同士で協力して紛失物を探すことができる。
他ユーザーのスマートフォンによる検知に加えて、鉄道各社の改札窓口や忘れ物センター、デパートやカラオケ店などでMAMORIOを検知する専用アンテナ「MAMORIO Spot」の設置も進められている。
今回、Fiが提供する「MAMORIO Spot Wi-Fi」は、同社の法人向けWi-Fiアクセスポイント「wiffy」にMAMORIO Spotとしての機能を搭載したもの。既存のWi-Fiアクセスポイントを置き換え、オフィスでの業務用Wi-Fiや店舗での来客向けフリーWi-Fiとして利用できる。
同社では、年間数十万点の落とし物が届けられるというコンビニエンスストアや、忘れ物が発生しやすい飲食店への設置を想定。既存のMAMORIO Spotと同様に、MAMORIOから派生したお出かけ支援ツール「Me-MAMORIO」や、他社との協業で展開している紛失防止機能付き製品「MAMORIO Inside」シリーズなども検知できる。