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業務用冷蔵庫を遠隔管理するIoTサービス、ドコモが米国で開始

 NTTドコモとNTT DOCOMO USAは、IoTソリューション「Globiot(グロビオ)」の一環として、「温度・湿度モニタリングサービス」の提供を11月1日に米国で開始する。

 大型の冷蔵庫や冷凍庫を持つ米国のスーパーやレストランでは、庫内の温度上昇などの異常が発生した場合の食品ロスが課題となっている。遠隔監視機能を備える冷蔵庫や冷凍庫の需要は高いものの、コストの関係で導入には至っていないケースも多いという。

 「温度・湿度モニタリングサービス」では、既存の冷蔵庫や冷凍庫にIoTセンサーを設置することでコストを抑えながら、温度や湿度の監視、庫内の異常を知らせるアラート通知を行う。

 通信方式としては、低消費電力が特徴のLoRaWANに対応。センサーの電池を交換することなく、約5年間の連続稼働を可能としている。

 基本料金は月額99米ドルで、通信料やサービス使用料、ゲートウェイ1台とIoTセンサー2個の機器代金が含まれる。設備の規模に応じて、月額10米ドルでセンサーを追加できる。