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ドコモと三井住友、提携関係を見直し

 NTTドコモと三井住友フィナンシャルグループ、三井住友カードは、新たな事業協働に関する合意書を締結した。各社はクレジットカード「dカード」や電子マネー「iD」などで提携しているが、スマートフォンの普及やキャッシュレス化の急伸といった環境変化を背景に提携関係を見直す。

 三井住友フィナンシャルグループは、NTTドコモが保有する三井住友カードの全株式を2019年4月1日付けで買い取る。三井住友カードの発行済み株式総数の34%にあたり、取得方法は検討中。

 NTTドコモはdカードについて、三井住友カードを中心とするSMBCグループ各社の支援協力の下、新システムの開発と運営体制の見直しを行う。

 今後の提携については、各社の顧客基盤とノウハウを活かして「iD」のさらなる拡大に取り組むとともに、FinTech領域等での新たな連携も検討するとしている。