ニュース

KDDI、「SORACOM」からLTE-M採用のIoT向けプランを提供開始

 KDDI、沖縄セルラーは、KDDIと「SORACOM」(ソラコム)のプラットホームを融合したIoT向け通信サービス「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」の提供を開始した。LTE-M(Cat.M1)に対応しており、スマートメーターやウェアラブル端末などさまざまな分野での活用を見込む。

 「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」は7月4日にアナウンスされていたサービス。ソラコムは、主にIoT向けに回線管理やデバイス管理、クラウド連携、閉域網接続、遠隔操作などのIoT通信プラットフォームを提供している(別途契約が必要)。

 ソラコムのサービスの通信回線は、当初はドコモ回線をMVNOとして提供していたが、KDDIに買収された後、2018年5月にはKDDI回線を使う「SORACOM Air for セルラー plan-K」を発表していた。今回のSORACOMブランドのサービスは、KDDIのLTE網を使い、より低消費電力でIoT向けの技術「LTE-M」に対応したプランになる。料金体系はデータ通信料がシンプルになっているのも特徴。

 Webサイトから申し込みや発行、管理が可能。すでに提供している「SORACOM Air for セルラー plan-K」と統合的に運用できる。ソラコムのIoTプラットフォームとも連携できる。

 「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」の料金は、事務手数料がSIMの送料込みで1回線につき1500円(税抜、以下同)。基本料金は、100回線までが月額100円、101回線以上は月額90円。SIMの利用開始待ちの状態では基本料は無料。データ通信料は1KBにつき0.5円。SMSと音声通話には非対応。1年ごとに200円の契約更新料がかかるほか、利用開始待ちから使用中・休止中への変更には手数料200円がかかる。