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KDDIのAR技術、ハウステンボスの無人島を舞台にしたアトラクションで導入

JURASSIC ISLAND

 KDDIは、XR技術を用いた取り組みとして、ハウステンボスが7月1日にオープンする新アトラクション「JURASSIC ISLAND」に技術協力する。

 ハウステンボスでは、2015年に大村湾に浮かぶ全周1.2kmの無人島(長崎県西海市)を取得し、島全体を体験型アトラクションの舞台として活用する計画を進めてきた。7月1日にオープンする新アトラクション「JURASSIC ISLAND」は、ARスコープ付きの銃を手に森林を探索し、ARスコープ内に現れる肉食恐竜を退治しながら、島に隠された財宝を手に入れるというもの。

 KDDIでは、アプリケーションの開発をはじめ、ハードウェアやネットワークなど、全面的に同アトラクションをサポート。スマートフォン向けに開発されたAR技術を活用し、無人島の地面を認識して、恐竜の合成処理を行う。また、各プレイヤーの位置をGPSやデジタルコンパスで取得し、サーバー上で恐竜の出現位置やシナリオをコントロールする。

 KDDIとハウステンボスは、2017年1月に新技術を応用したサービスの開発で協力していく覚書を締結しており、第1弾として同年2月には夜間ドローンレースを開催。ドローンによる撮影サービスなども披露していた。その後、VR関連のサービスを提供するなど、最新テクノロジーを応用したサービスを次々に開発してきた。

 JURASSIC ISLANDの体験料金は2100円(別途ハウステンボスの入場チケットが必要)。所要時間は約3時間(無人島までの移動が片道40分)。

 7月20日~7月31日には、auスマートパスの会員を対象に、抽選で100名にハウステンボスの1DAYパスポートをプレゼントするキャンペーンも実施される。