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Pokémon GO、東北・熊本・京都に新しいポケストップとジム

 ナイアンティックとポケモンは、スマートフォンゲーム「Pokémon GO」で、岩手県・宮城県・福島県・熊本県・京都府の1府4県で、新たなポケストップとジムを追加する。地域によって時期が異なり、既にそれらが出現している地域もある。

 今回の取り組みは、観光振興で連携する方針となっていた被災地の岩手県、宮城県、福島県、熊本県のほか、同じく観光振興で協力する京都府からの要望をもとにしたもの。4月の対象地域は、3月31日に避難指示が解除された福島県浪江町を含む、福島県浜通りの4町村(広野町、浪江町、楢葉町、川内村)、「お茶の京都博」が4月1日より開催されているエリアのうち京都府宇治市と八幡市、宮城県の石巻市、東松島市、南三陸町となる。

 5月以降、対象地域は順次拡大され、徐々にポケストップやジムが増えていく。こうした取り組みにより、各地域を訪れる観光客を増やすほか、地域住民同士の交流を推進するといった効果をサポートしていく。

地域時期
宮城県石巻市、東松島市、南三陸町4月1日
※2016年11月の「Explore Miyagi」で収集した情報を反映
福島県広野町、浪江町、楢葉町、川内村4月1日
京都府宇治市、八幡市4月1日
熊本県(予定)八代地域4月中旬以降
岩手県(予定)陸前高田市、大槌町4月中旬以降

 もともとポケストップやジムは、同じくナイアンティックが提供するゲーム「Ingress(イングレス)」において、Ingressのプレイヤーが投稿した情報がもとになっている。そのスポット数は、おおむね都市部では密集しているものの、地方によってはまったくスポットがないところもある。自治体からの情報、あるいは過去にナイアンティックのイベントを通じて、ユーザーがあらためて投稿した情報に基づき、新しいポケストップ、ジムが設置されていくことになる。

 既にナイアンティックでは、自治体との連携による産物として「周遊マップ」の製作支援も実施している。1府4県以外の地域でもスポット情報の拡充を検討していく。