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ソフトバンクの係留気球システム、冬山の遭難者の位置特定で実験

 ソフトバンクは、冬の登山やスキーでの遭難者を迅速に発見・救助する目的で、総務省から調査事業を受託し、係留気球システムを活用した位置特定方法の有効性を検証すると発表した。

 調査では、冬山の登山やスキー場での遭難事故において、遭難者が持つ携帯電話・スマートフォンなどが雪に埋もれている状況を想定。埋雪の深さにより、GPSの受信および携帯電話の電波の送受信が正常にできるかどうか、埋雪の影響について技術的検証が行われる。

 また、埋雪した端末が元から携帯電話エリアの中なのか、エリア外なのかによっても、位置特定方法が変わることになる。ソフトバンクでは、係留気球無線中継システムなどの臨時無線中継システムを活用し、遭難者の位置特定方法を提案する予定。