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「docomoスマートパーキングシステム」実証実験、センサーを設置するだけで貸し駐車場に

 NTTドコモは、コインパーキングを安価に設置できる「docomoスマートパーキングシステム」を開発した。コインパーキングサービスを提供する企業らとともに、同システムの実証実験を行う。期間は6月13日~2017年3月31日。

「docomoスマートパーキングシステム」運用イメージ

 「docomoスマートパーキングシステム」は、コインパーキングの車の入出庫を、今までのフラップなどの代わりにIoT機器「スマートパーキングセンサー」を活用して管理するシステム。駐車場の入庫時にスマートフォンアプリからチェックイン手続きを行い、出庫時には手続き不要で利用できる。利用料は1分単位でオンライン決済される。

利用方法イメージ

 フラップや精算機の設置が不要なため、従来のフラップ式のコインパーキングシステムと比較して、工事期間が短く、初期費用を3分の1程度に抑えられるとしている。「スマートパーキングセンサー」にはセンサー機能と通信モジュールが内蔵されており、バッテリー交換無しで5年間運用できることを目指して開発中という。

「スマートパーキングセンサー」

 6月13日~の実証実験では、シェアリングサービスとコインパークが提供する一部の駐車場に「スマートパーキングセンサー」を設置し、サービスの有用性を検証する。実験では、プレステージ・インターナショナルとプレミアモバイルソリューションが保守・運用サービスを担当する。

 10月以降、シェアリングサービス提供の駐車場予約サービス「トメレタ」を通して、「docomoスマートパーキングシステム」を利用した駐車場サービスをドライバー向けに試験提供する。