本日の一品
寝返りも横持ちゲームも快適にするUSB Type-Cアダプター「二子玉川ロータリー」
2026年10月19日 00:00
充電しながらスマートフォンを使うのは、いまや珍しい光景ではない。ベッドで横になったままSNSを見たり、ゲームを遊んだり、動画を眺めたり。ところが、まっすぐ伸びるUSB-Cケーブルは、横持ちのスマホから飛び出して手に当たる。寝返りを打てばケーブルを引っ張り、端子を傷めることもある。
そんな悩みを小さな関節で解決してくれるのが、世田谷電器の「Type-C スイング&回転アダプター」だ。商品名は「二子玉川ロータリー」。地名を製品名にする同社の遊び心に惹かれ、2個セットを購入した。1個は筆者用、もう1個は寝床でスマホを使い、ケーブルを傷めがちな家族用である。
世田谷電器のケーブル小物は、以前にも紹介した。USBケーブルを直角に曲げたり、反対側へUターンさせたりするアダプターで、「池尻1丁目」「中町2丁目」といった地名の製品名が楽しい。
今回の「二子玉川ロータリー」も、その仲間である。過去記事を読み返すと、筆者は必要性よりも名前と仕組みに惹かれて、こうした小物を買い集めてきたようだ。
パッケージによれば、アダプターは左右に最大180度スイングし、端子部分は360度回転する。最大240Wの充電に対応し、データ通信はUSB 2.0、最大480Mbps。大きさは約37×11×8.1mm、重さは約3gだ。高速データ通信を狙う製品ではなく、ケーブルの向きを変えて使いやすくするための小さな関節である。
説明を読むより、実際に動かす様子を見るほうが早い。端子を挿したまま、ケーブルの向きを変えられる。横持ちゲームではケーブルを手の外側へ逃がせるし、ベッドではスマホの下から伸びるケーブルが顔や胸元にかかりにくい。充電しながら使う場面で、ケーブルを本体の角度に合わせて無理に曲げなくてよいのが利点だ。
販売元は国内のエアリアで、製品は中国製。筆者は、おバカガジェット以外の大事な部品は出所の分からない製品をネットで選ぶより、国内の販売元が仕様を明記している製品を選びたい。2個セットで2550円、送料は別。海外通販の格安品よりは高いが、今回は用途と仕様が分かるものを選んだ。
手元のケーブルと簡易テスターの両方を使って確認した。Ankerの100Wシリコンケーブルは、アダプターを挟んでもUSB 2.0、PD 3.0、20V・5Aという表示は変わらなかった。抵抗値は10回測定の平均で約227mΩから約269mΩに上昇したが、今回の測定は実際の充電中の電圧や発熱を測ったものではない。
240W対応をうたう高速データケーブルでも確認した。こちらはパッケージの記載どおり、アダプター経由ではUSB 3.2の高速信号線が通らず、USB 2.0までの表示となった。USB-Cの全機能を保つ製品ではないことは、購入前に知っておきたい。ただし、充電とUSB 2.0通信を目的に使うなら、向きを変えられる便利さが主役である。
今回の「二子玉川ロータリー」は、スマートフォンを充電しながら使うとき、ケーブルの出っ張りや引っ掛かりを減らしてくれる便利な小物だ。横持ちでゲームをする人にも、寝床で寝返りしながらスマホを使う人にも、向きを変えられる意味は分かりやすい。ケーブルを無理に曲げて端子に負担をかける場面も減らせそうだ。
今回の製品には、充電・給電時の電力を表示する機能はない。ところが、今回これをSNSで紹介したところ、知人から、よく似たスイング・回転機構を備え、電圧や電力をデジタル表示する別製品をいただけることになった。小さなUSB-Cアダプターの世界にも、機能や価格の違いがいろいろある。機会があれば、こうした多機能な製品を使い比べてみるのも面白そうだ。
| 製品名 | 発売元 | 実売価格 |
|---|---|---|
| Type-C スイング&回転アダプター「二子玉川ロータリー」 | エアリア(世田谷電器) | 2550円(2個セット、送料別) |













