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縦横どちらでも差し込めるサンワの電源タップ、使って分かった真の利点とは

 サンワサプライの「縦横差し込み電源タップ」は、縦横異なる2つのコンセント口をペアにすることで、プラグを縦横どちらの向きでも差し込めるようにした電源タップだ。「車輪差しタップ」という名称でクラウドファンディングでも話題になっていた本製品、実際に購入して試してみた。

製品パッケージ。縦横に加えて間に差せることも訴求している。定格容量は14A/125V、消費電力は最大1400W

 一般的に電源タップにおけるコンセント口は並列に並んでいる場合がほとんどで、間隔が詰まっているせいで隣の口と干渉することも多い。本製品は、コンセント口の「縦向き」「横向き」をペアに配置することで、状況に応じて差し込む向きを選べるという画期的な仕組みを採用している。

製品本体。「縦向き」「横向き」のコンセント口をペア化しているのが特徴
裏面。滑り止めの脚があるのみで、仮設置のためのマグネットやフック穴は備えない
本体側のプラグはスイング仕様。ちなみに今回購入したのはケーブル3mモデル
一般的な並列配置のタップ(下)との比較。コンセントの密度そのものも高い
一般的なタップと同じように並列向きに差した状態
90度回転させ、タップに対して直列の向きに差すこともできる

 もちろんこうした場合でも、大柄なACアダプターを差すと隣の口と干渉しがちなことに変わりはないのだが、本製品はこうした場合のために、隣の口に半個分ずらして差せる機構も搭載している。そのためたとえ隣の口に干渉する場合でも、1個口まるまる無駄にすることなく、半個口のロスで済ませることができる。

さらに隣の口と干渉する場合は半個分ずらして差すことも可能だ

 実際にACアダプターを差してみると、その違いは一目瞭然。通常の仕様であれば差し込めるACアダプターはせいぜい3個程度だが、差し込む口を半個分ずらすことでACアダプターをプラス1個、さらに向きを変えることでプラス1~2個追加で差せるようになる。省スペースでなるべく多くのアダプタや電源ケーブルを差したい場合にはこの上なく便利だ。

直列ないしは並列の向きに限定した場合は、差せるACアダプタはせいぜい3つ程度
半個分ずらす機構を使うことによってさらにプラス1個分差し込める
さらに向きも工夫した場合はプラス1~2個差し込める。一般的なタップではできない芸当だ

 さらに今回購入したモデルは、先端にUSB Type-AおよびUSB Type-Cポートを各1個搭載している。後者はUSB PD対応で最大33Wという、そこそこ大きな電力を供給できるので、iPhoneをはじめとしたスマホをほぼ最速で充電できる。こうした付加価値も見逃せないポイントだ。

USBポートも搭載する。不要ならばUSBポートなしのタイプを選ぶとよい

 一方で注意点は、差すACアダプターや電源ケーブルの数が少ないと、かえって場所を取りかねないことだ。もともと一般的な電源タップのコンセント口が並列に並んでいるのはボディを小型化するためで、縦横どちらの方向でも差せるようにした本製品は、口数あたりのボディの全長はそのぶん長い。フルに差さない場合はデメリットになりかねない点は注意したい。

 実売価格も一般的な電源タップと比べて極端な開きはなく、価格競争力も十分な本製品。ケーブルの長さ違い、個口数違い、USBポートの有無違いといったさまざまなバリエーションをラインアップしている。

 多くのユーザーにはこれで十分だろうが、個人的にはフロアに安定して置くことを目的とした2列タイプのバリエーション展開も期待したいところだ。

商品名発売元価格
縦横差し込み電源タップサンワサプライ4980円