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SIMカードが社内Wi-Fiの「鍵」に、ミソラコネクトがパスワード・証明書不要の認証サービス
2026年6月10日 17:13
ミソラコネクトは10日、SIMカードを社内Wi-Fiの認証基盤として活用する、企業向け認証サービスの開発を進めていると発表した。2026年度中の正式リリースに向け、事前検証パートナーを募集している。
このサービスは、企業の社内Wi-Fiに接続する際の認証をSIMカードで行えるようにするもの。ミソラコネクトのフルMVNO基盤を活用したソリューションで、社内Wi-Fi接続用の認証情報はSIMカードに格納される。
SIMカードが認証の鍵として機能するため、接続時のパスワード入力や電子証明書のインストールは不要。SIMカードを端末にセットするだけで、社内Wi-Fiに自動接続される。
これにより、パスワードの漏洩や証明書の期限切れによる接続障害を防げるほか、SIMの回収でアクセス権を失効させられるため、IT部門による管理が容易になる。
WindowsパソコンやAndroidスマートフォン・タブレットなどの主要なデバイス・OSに対応しており、SIMカードに加えてeSIMでも利用可能。
Wi-Fiのアクセスポイントは既存のものを使用でき、ミソラコネクトの認証設備との接続設定を追加するだけで導入可能。また、1枚のSIMカードで、本社や支社など複数拠点で接続できる仕様だ。
構内無線LANと「モバイル閉域網サービス」の連携も
ミソラコネクトの「モバイル閉域網サービス」と組み合わせることで、1枚のSIMカードでオフィス内外のセキュアなネットワーク接続を自動的に切り替えられるようになる。
オフィス内ではSIM認証のWi-Fi経由で社内サーバーやイントラネットへ接続し、外出先ではモバイル閉域網経由でインターネットを経由せず社内システムへアクセス可能。接続経路の設定をユーザーが切り替える必要はなく、場所に応じて最適な接続経路が自動選択される。
事前検証パートナーの募集
ミソラコネクトは、ソラコムが51%、丸紅I-DIGIOホールディングスが49%、それぞれが出資する合弁企業。今回、SIM認証サービスの正式リリースに先駆けて、実際の企業環境で動作検証を実施できるパートナー企業を募集している。
事前検証に参加した企業には、ミソラコネクトの技術担当者が導入設計から設定・検証までをサポートするほか、正式リリース前のサービスを優先的に利用できる早期アクセス権を提供する。
募集対象は、ID・パスワードレスの社内Wi-Fi認証の導入を検討している企業、802.1X対応の無線LANアクセスポイントを導入済み/導入検討中の企業、SIMカードを活用したモバイルセキュリティの強化に関心がある企業となる。


