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「みどりの窓口」で生成AI実験、近距離きっぷがQRコード化――JR東日本など

 JR東日本は、駅におけるサービス高度化の一環として、生成AIを活用した「みどりの窓口AI対応サービス(仮称)」の実証実験を7月に実施する。あわせて、2027年春には近距離乗車券を磁気乗車券からQR乗車券へ置き換え、磁気乗車券を廃止する。

みどりの窓口でAI活用

 「みどりの窓口AI対応サービス(仮称)」は、鉄道事業特有のルールや多様なきっぷ制度を踏まえながら、利用客の要望(利用区間、日時、人数、割引の有無など)の整理・確認から発券対応までを一体的に支援することを目指す。

 初期段階となる今回の実証実験では、これまで駅係員が担っていた要望の整理・確認業務を生成AIが補完・支援する。これにより、きっぷの購入をスムーズにするとともに、多言語での対話や案内を通じて誰もが安心して利用できる環境を目指すとしている。将来的には、生成AI搭載機器による要望確認から発券までの一体的対応も視野に入れる。

 実証実験は、東京都の立川駅のみどりの窓口で7月20日~22日に、埼玉県の大宮駅のみどりの窓口で7月23日~25日に、それぞれ2台程度設置して行われる。実験中、生成AIは要望内容の確認・整理までを行い、実際のきっぷの発売は窓口係員が対応する。開発パートナーとして日本電気(NEC)とGen-AX(ジェナックス)が参加し、ソフトバンクが開発支援者として協力している。

近距離きっぷがQR化、磁気きっぷは廃止へ

 2027年春には、近距離乗車券をこれまでの磁気乗車券からQR乗車券へと置き換え、磁気乗車券を廃止する。QRコードのかざしやすさを考慮し、券の大きさは現行の小型券から大型券に変更される。

 QR乗車券は裏面の磁気層がなくなるため、使用後のリサイクル処理における環境負荷が軽減されるという。JR東日本では、きっぷのQR化や交通系ICカードによるモバイルシフト・チケットレス化の拡大を通じ、現行の券売機スペースを整理・統合して駅空間のリデザインを推進していくとしている。