ハロウィンやクリスマスにも遊べる楽しい輪ゴムの連発ピストル

昔懐かしい輪ゴムのピストルをAliExpressから超安価に手に入れた

　理由はよく分からないが、たいていの男の子は子供の頃からピストルが大好きだ。筆者も例外ではなく、小さなころはお正月や夏祭りのころになると夜店に出ている玩具屋さんや駄菓子屋さんで売っている、銀色の弾の飛び出すピストルや割りばし・針金のような安っぽい素材で作ったピストルを母親やお祖母ちゃんに買ってもらった記憶がある。

　今回は、月に一度はいろいろなモノをまとめて大人買いする中国のAliExpressでDIY系のパワーバンク（モバイルバッテリー）や安価な腕時計を探していて偶然見つけた“輪ゴムの連発ピストル”が気になって一緒に注文した。10日もしないうちに届いたのでぜひともご紹介したい。

たったの565円。ほかのモノも一緒にいくつか買ったのでほぼ送料は無料に近い

　筆者が購入したのは“INDOOR PLAY TOY PISTOL”（室内遊戯玩具ピストル）と名付けられた輪ゴムを弾に使う連発銃だ（以降：”輪ゴムピストル”）購入価格は565円。ほかのモノも一緒に買ったので日本までの送料もほとんど無料に近かった。

　10日ほどで届いたパッケージは、グレーのビニール袋に入れられテープで止められた袋がひとつ。早速開梱したら今度は透明ビニール袋に入った輪ゴムピストルが出てきた。袋の中には輪ゴムピストル本体と輪ゴム200本（数えていないので正確には不明）ターゲットに使用する的が2個入っている。

輪ゴムのピストルとターゲット2個、かなり強い小さなゴム輪が200本

　輪ゴム銃はブルーとホワイト、ブラック、イエローでカラーリングされておりなかなかスマートだ。もちろん全体がプラ製なので小さな子供でも楽に持てるくらい超軽くて小さい。SBORTINGというブランドのTME2307というのが製品名らしい。

水鉄砲のようにも見える輪ゴムピストルはなかなかカラフルでメカニカルだ。付属の専用輪ゴムは直径3cm程度で軸もかなり太い

　今回の輪ゴムピストルは、輪ゴムを1個だけ装着できる製品ではなく複数個の輪ゴムを装着して連発式ピストルを楽しむための玩具だ。輪ゴムピストルの青い上部分を、銃先（つつさき）を支点にして持ち上げて弾である輪ゴムを順次装填する。

　出荷時に付属する輪ゴムは直径3cmくらいで一般的に家庭で使われている輪ゴムより小さくゴム本体の太さは2倍くらい太い。指先で持って伸ばしてみるとかなりのテンションを指先に感じる強力モノだ。

　輪ゴム弾の装填は、輪ゴムの一方を銃先のより尖った黒いピンに引っ掛け、指で引っ張ってもう一方の終端を手前の撃鉄部分の歯車に引っ掛ける。次の輪ゴム弾の装填のために歯車を手前に1コマだけ回転して2個目の輪ゴムをセットする。

ピストルを開いて先端の軸に輪ゴムを引っ掛け引っ張って撃鉄辺りにある歯車に引っ掛けて歯車を回転させて全部で5本程度の輪ゴムを連発式で撃てる。筆者は5本が限度だった

　この操作の繰り返しで2本目以降の輪ゴムも同じように引っ掛けることで、連発銃のように複数の輪ゴム弾がセットされる。指先の力にもよるが、筆者の場合は装填できた輪ゴム弾の数は何度やっても5本が限度だった。指先がかなり痛い。

　実際に連発銃を筆者宅のリビングから玄関ドアまで撃ってみると、かなりのスピードで輪ゴム弾が玄関の金属ドアに当たる感じだ。少なく見積もっても軽く5mくらいの飛距離はありそうだ。加えて5m以内なら照準もなかなか正確だ。

　付属の赤い的には、ダーツゲームの的のように100点満点で10点～100点までの点数がランダムに描かれているが、普通の人では高速で飛んできた輪ゴム弾がどこに当たったかが正確に見える人はいないだろう。基本的には、縁日の射的場のように当たったかどうか、台から的が落ちたかどうかが判定基準とした方が良いだろう。

　ほんの少し保護者が注意すれば、輪ゴムピストルはお子様も一緒のこれからシーズンのハロウィンやクリスマスのお遊びにはうってつけだ。商品のプレゼントを競い合うコンペティションにも向いているだろう。

　ただ、輪ゴムピストルに装填できる輪ゴム弾の数がせいぜい数本どまりなのでパーティなどでは最低でも実射中の1台と、輪ゴム弾装填中の1台の合計2台程度の輪ゴムピストルが必要かもしれない。輪ゴム弾とは言え至近距離ではかなりのパワーがあるので注意しながら遊ぶアイテムだ。

ハロウィンやクリスマスなどこれからのインドアプレイには役立ちそうだ