夜中にまぶしいLEDの光を完全ブロックする「LED遮光テープ」

　部屋の中にさまざまな家電製品があると、就寝中にそれらのLEDが眩しく感じることがある。あまりの眩しさに、就寝時に目に入らないよう、置く向きを変えたり、カーテンや衝立などで遮っている人もいるかもしれない。

　今回紹介するアイネックスのLED遮光テープは、そんな家電製品の眩しいLEDに貼り付け、明るさを抑えるためのテープだ。幅は5センチで、必要なサイズにカットして使用する。

製品本体。PCパーツとして販売されている

ロール状になっており、長さは7m

幅は5センチ。ハサミでカットして使用する

　本製品のように、LEDの上に貼り付けるテープ状の製品は他にもあるが、それらは明るすぎるLEDの輝度を下げるのが目的で、LEDの点灯状況や色自体は、貼った上からうっすらとではあるが見分けることができた。本製品はそれに対し、完全に光をブロックしてしまうので、貼り付けた先にLEDがあるのか否か分からないレベルで判別ができなくなる。

蛍光灯にかざしたところ。光を完全にブロックしているのが分かる

これは他社の減光シール。これをLEDに貼ると…

眩しさは低減されるが、LED自体は視認できる

　実際に試してみても、LEDがまったく見えなくなるので驚かされる。0.06mmという、ペラペラのフィルムといっていい薄さにもかかわらず、恐るべきブロックぶりだ。単にLEDが眩しい場合の対策はもちろん、長時間の露光などで光が差し込むと困るようなケースには最適で、完全に真っ暗な部屋を作り上げることも不可能ではないだろう。

本製品は光を完全にブロックしてしまうので、LED自体が視認できなくなる

暗い部屋で見ると、周囲からLEDの光が漏れ出ていることから、それだけ強固にブロックできていることが分かる

　その一方で、LEDを完全に見えなくすることで、デバイスのステータスが一切確認できなく点は注意が必要だ。デバイスをオフにしたつもりがオンのままで、長時間の運転によって電気代を消耗したり、最悪の場合はデバイスが熱暴走するといった心配もある。

　そうした意味で、便利な反面、向き不向きがある製品と言える。かえって不便になる可能性も考慮して、どう使うかは慎重に決めたほうがよいだろう。