本日の一品

独自形状でこれまでにない持ちやすさ、MagSafe対応のiPhone用モバイルバッテリー

 iPhoneの背面に吸着させて充電を行うMagSafe対応のモバイルバッテリーは、充電速度こそ有線での充電には及ばないが、外出先でiPhoneを長時間利用したい場合にはまたとないアイテムだ。これまでは朝外出してから夜に帰宅するまでの間にiPhoneが力尽きてしまっていた場合も、帰宅するまでの充電が不要になる。

 今回紹介するVOLTMEの「MagPak 5K」は、そんなMagSafe対応のモバイルバッテリーのひとつだが、ほかの製品ではあまり見られない特徴として、側面が斜めにカットされていることが挙げられる。

製品本体。重量は実測で136g。PSEマークももちろん取得している

 このことにより、手で持った時に側面の角が手に当たることもなく、同種の製品に比べて手にフィットしやすいという効果を生み出している。

同梱品一覧。取説は日本語表記にも(機械翻訳ながら)対応している
MagSafe対応でiPhoneの背面に吸着させられる

 特に相性がよいのは、本製品よりも幅がわずかに小さいiPhone 13 miniなどのミニサイズのiPhoneだ。

iPhone 13 miniの背面に吸着させた状態。容量は5000mAh
背面からわずかにはみ出すが、側面が斜めにカットされているため持ちやすい
横から見たところ。充電用のUSB Type-Cポートは側面にある
底面から見ると側面が斜めにカットされているのが分かる。4段階の残量LEDも備える
サイズの比較。左からiPhone 14 Pro Max、iPhone 13 mini、本製品
iPhone 14 Pro Maxなどにも使用できるがスタンドの安定性が低くなる

 一般的に、iPhoneのボディサイズが小さいほど、MagSafe対応のモバイルバッテリーを取り付けた時の違和感は大きくなるが、本製品は側面を斜めにカットすることで、角が手に当たりにくいだけでなく、厚みを感じにくくなっている。

背面のスタンドは軟質カバーでつながっている

 本体はラバーに近い素材で覆われており、傷のつきにくさと耐衝撃性にも優れている。背面にはスタンドを搭載しており、iPhoneを立てて利用できるほか、本体充電用のUSB Type-Cポートは、iPhoneに取り付けた状態で側面に配置されているので、立てた状態で横方向からケーブルを挿して同時充電できるのも利点だ。

iPhoneを立てて充電できる。本体ごと横向きに立てることも可能
iPhoneを立てて充電しながら本体のバッテリーに給電が行える

 ネックがあるとすれば、スタンドが角度を固定できるタイプではないため、置き場所を少し移動させようとしただけでバタンと倒れてしまうことくらいで、それ以外は非常に優秀だ。バッテリー残量はパーセンテージ表示ではなく、4つのLEDで段階的に表示されるだけだが、それ以外の部分の完成度が高いことから、使っていてもあまりネックだとは感じない。

 実売価格は5990円とやや高価だが、Amazonではたびたびクーポンが配布され、4千円台で購入できることも多い。複数のカラーバリエーションのうち、いくつかが終息しているのが気になるところだが、iPhoneの、なかでもミニサイズのモデルを好んで使っているユーザには、特にオススメしたい製品だ。

製品名実売価格発売元
MagPak 5K5990円VOLTME