本日の一品
スチール面にも吸着可能、タイマーも搭載した多機能クリップUSB扇風機
2023年8月15日 00:00
USB扇風機は、毎年その年ならではのトレンドがある。たとえば一昨年は首掛けタイプが流行したし、その前年に登場した手に握って使うハンディタイプは、いまではすっかり定番となっていたりする。
今年、販売店の店頭で比較的多く目にするのが、任意の場所に挟んで固定できる据置用のクリップタイプだ。そんなクリップタイプの中で、筆者が実際に使ってみて当たりだと感じたのが、イーサプライ「EZ4-TOY039W」だ。
本製品は台座部分がクリップになっており、デスクサイドやベッドサイドの支柱に挟んで固定できる。こうした仕様はそれほど珍しくはないが、本製品はクリップ裏にマグネットを搭載しており、ロッカーや冷蔵庫の扉など、スチール面にも取り付けられる。まずこれが一つ目の特徴。
二つ目の特徴は、3段階で切り替えられる風量の「弱」が文字通りの微風であることだ。ベッドサイドでこうした扇風機を使う場合、強い風を就寝中ずっと浴びるのは好ましくないが、空気の流れをかろうじて作り出す本製品の風量「弱」は重宝する。ちなみにファンそのものにパワーがないわけではなく、「強」はかなりの強風であることを補足しておく。
また電源ボタンに加えて、独立したタイマーボタンを備えているのも珍しい。こうしたUSB扇風機は、部品点数を減らすべく、機能は絞り込まれる一方、ひとつのボタンに複数の機能が割り当てられていることも多いが、本製品は電源ボタンとは別にタイマーボタンを搭載しており、1/2/4時間という3段階で、オフになるまでの時間を設定できる。このあたりも就寝時の利用に向いた機能だ。
さらに細かい工夫として、電源ボタンとタイマーボタンの違いが指先だけで違いが判別できるよう、電源ボタンのみ周囲が盛り上がっているのも秀逸だ。これらのボタンは背面にあり、目視せずに触覚で判別するため、こうした使い勝手を考慮した工夫はありがたい。
本製品はサンワダイレクトの「400-TOY039W」と同型とみられ、けして今年登場したばかりのモデルというわけではないようだが、USBもType-Cを採用するなど、いまだmicroBが多いUSB扇風機の中ではフォームファクターも新しい。安価なUSB扇風機は機能面や耐久性で当たり外れも多いだけに、本製品のように信頼がおける製品をひとつチョイスしておくのは、悪くない考え方といえそうだ。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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400-TOY039W | サンワサプライ | 2980円 |