本日の一品
まわりに楽しいUSBケーブルが見当たらないので海外から買ってみた
2023年2月27日 00:00
人によって感じ方は異なるが、筆者は秋葉原まで約2kmくらいの恵まれた所に住んでいる。なので時々ガラクタを買いに行くことがある。残念ながら秋葉原も時代と共にメインの商品は様変わりし、ときにはインバウンド客でごったがえし、なぜか大型家電店を除けばお店の開店時間は遅く、閉店時間は早いことが多い。
そんな秋葉原のメインである中央通り裏のバックストリートでも、パソコンやスマホ系の怪しいガジェットは毎年少なくなってきている。大昔も似たようなことがあり、多くのマニアはアメリカの西海岸でいろいろなガジェット類を買い漁っていたことがあった。
ネット販売がそれに代わり面白いモノや珍しいモノ、希少なモノはオンライン販売店が得意だったはずだが、近頃はネット上も売れ筋のモノしかなく、変わったモノを探している昭和なガジェオタにはちょっと残念な時代だ。
そんな沈滞化の時代だが、海を隔てた中国はまだまだ元気でよくこんなモノを作って売ってるなぁ~なんてモノも多い。今回はちょっと寂しい日本の秋葉原とネットを見捨てて、海の向こうの通販でUSB Type-Cケーブルをいくつか買ってみた。
海外からの購入の場合に一番心配なのは国際貨物の送料と長い配送期間だ。特に今回のように単価は安いモノだと送料の方が高くなってしまう傾向がある。何度もお世話になっている中国のAliExpressから購入したUSB Type-Cケーブルは全部で5本。長さ違い色違いの同じモノがあるので実際に購入したのは3種類で5本。当初の見積もりより10日近く早く日本に着いた。
最初にご紹介するのは少し細身のメッシュ系の布巻ケーブルで、プラグがコブラの頭の様なデザインのモノ。長さ25cmと1mの2種類を買った。特徴はなんといってもコブラの目が緑色に光ることだ。25cmのタイプは筆者の原稿書きメイン機であるデスクトップパソコンとポメラのPCリンクのための専用ケーブルとして、デスクトップパソコンに挿しっぱなしだ。
続いてご紹介するのは、昨今は日本でも流行りのやわらかくて曲げ癖がついたり絡んだりしないシリコン系のUSB Type-Cケーブルだ。ケーブルホルダー付きの淡緑色(1m)と黄色(1.5m)の2本を買った。いずれもType-Cプラグが一体型で極めて丈夫な印象だ。
販売元では「液体シリコン」と呼んでいるようだが意味は不明だ。デジタルノギスでケーブル径を実測してみたところ、黄色は5.98mm、淡緑色は5.16mmだった。筆者が普段使っているAnkerのシリコンケーブル径が4.0mm、愛用のエレキベース用のシールド径は6.25mmだった。今回の黄色のUSB Type-Cケーブルは、筆者の知るかぎり超極太の最右翼だ。
Type-Cプラグの先端はスリムで適度な長さがあるので、充電ポート口がタイトに作られているスマホケースなどでも接続不良は少なそうだ。筆者はメインスマホの「Galaxy Z Fold 4」とノートパソコンの「ThinkPad X1 nano」の充電用ケーブルとして使用することにした。
そして今回最後にご紹介するUSB Type-Cケーブルは、一時は日本でも流行った光るUSBケーブルだ。しかし光り方は半端じゃない。静止画では分からないので今回は動画を見て頂こうと思う。要は充電時の電流の流れが見える感じなのだ。まあ単なるミーハーだが充電時にケーブルの中を電流が流れるように見えるのもなかなか楽しいモノだ。残念ながら充電が終了しても流れは止まらなかった。
今回のようなガジェットケーブルは充電さえできれば納得の筆者だが、多少は製品の出来不出来も気になったので、今回のUSBケーブル5本をケーブルチェッカーでテストしてみた。5本すべてをチェックしてみたがいずれのケーブルも充電・データ通信とも結線には問題なしとの結論だ。
日本国内だけを見ていると、USB Type-Cケーブルもその使用素材やデザイン、ケーブルカラー、プラグの形状、機能、ガジェット度合いも全てすでにに「終わってる」感を感じてしまうが、海の向こうはまだまだ元気でチープなアイデアで楽しいガジェット系ケーブルがいっぱいだ。
最後に今回のケーブル5本の購入価格だが、シリコン系淡緑ケーブル(1m)が451円、黄色い極太ケーブル(1.5m)が596円、コブラプラグのケーブル(25㎝)が291円、(1m)が346円、光が流れるケーブル(1m)が298円で、総計1936円だった。そして日本までの送料は398円。場所によれば秋葉原にJRで行くより安いかもしれない。
商品 | 発売元 | 価格 |
---|---|---|
USB Type-Cケーブル5本 | ― | 1936円(送料別途:398円、PayPal支払い) |