本日の一品
8480円で“ほぼスマートウォッチ”として使える「OPPO Band 2」
2023年2月28日 00:00
オウガ・ジャパンが1月27日に発売した「OPPO Band 2」を使ってみました。このスマートバンドの最大の利点は価格。そこそこ大きいディスプレイを搭載し、パッと見はスマートウォッチの印象ですが、なんと8480円。されど、血中酸素レベルを測定できたり、ワークアウトモードが100以上あったり、バッテリーが最長14日間持ったりと、機能も充実しています。Androidだけでなく、iPhoneとペアリングして使うこともできますが、筆者はOPPO Find X3 Proとペアリングして使いました。
OPPO Find X3 Proとのペアリングは、スマホにインストールした「HeyTap Health」アプリを用いて、あっという間にできました。そのまま使い始められますが、初期設定では、心拍数や血中酸素レベルなどの自動トラッキングはオフになっています。電池持ちよりもヘルスケア機能を重視する人はオンにしておいたほうがいいでしょう。
重さはバンドを付けた状態で約33g(筆者の計測では34gでした)。ケースがポリアミドで、バンドはシリコン。高級かチープかで言えば、チープな質感ですが、いい意味でカジュアルな印象で、軽やかな装着感。腕に巻いたままで運動しても、眠りに就いても気になりませんでした。カラバリは「ライトブルー」と「マットブラック」から選べます。筆者が使った「ライトブルー」はケースがシルバーで、バンドがツートーン。好き嫌いはあるかもしれませんが、個人的には気に入りました。
スマートバンドは細長いディスプレイを用いて小型・軽量化を図る機種が多いのですが、OPPO Band 2は約1.57インチ(402×256ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載。メニューや通知が見やすく、タッチ操作もしやすく感じました。
下方向にスワイプするとクイック設定、上方向にスワイプすると通知、右方向になぞるとメニュー、左方向になぞると「アクティビティ」「睡眠」「心拍数」などのヘルスケアアプリを表示できます。ケースの左右にボタンはなく、手のひらで画面を覆うと画面がオフになり、再びタップするとホーム画面が表示されます。
OPPO Band 2はマイクとスピーカーを搭載していないので、音声通話や音声操作には対応していません。突然音が鳴ったりする心配はないので、むしろ使いやすいと思う人もいるかもしれません。アラームを設定した場合や、スマホが着信した場合はバイブでわかる仕組みです。
ワークアウトモードは「屋内ランニング」と「屋外ウォーキング」を使ってみました。使い勝手は一般的なスマートウォッチやスマートバンドと同様。目標を設定することもでき、運動中に目安となる数値に達した場合にバイブで知らせてくれる機能もあります。
なお、GPSを搭載していないので、ランニングやウォーキングのルートを記録するには、ペアリングしたスマホを持って、「HeyTap Helath」が起動している必要があります。
日常生活で便利に思えたのは、睡眠のトラッキング。軽いので、腕に巻いたまま寝ても違和感がなく、スマホをそばに置いて寝ることで、いびきも聞き取ってくれます。自分の睡眠の質を客観視でき、快眠への意識が向上しました。なお、iPhoneでは、いびき測定はできないとのこと。
ほかには、「天気」「アラーム」「タイマー」「ストップウォッチ」「メディアコントロール(音楽再生)」「スマホを探す」といった機能を搭載。カメラのリモートシャッターや、メッセージに返信する機能などはありませんが、8480円という価格を考えると十分といえるでしょう。なお、iPhoneは「メディアコントロール」と「スマホを探す」には対応していません。
バッテリーは200mAhで、「軽度の使用で14日間、中程度の使用で10日間、重度の使用で5日間」を見込めるとのこと。筆者は「心拍数の追跡」を「6分ごと」に設定し、血中酸素レベルの定期的トラッキング」をオンにして、1日1時間程度のウォーキングを行い、睡眠時にも着けていました。結果、1日に減る電池は12?13%程度だったので、充電は週に1回で済みそうです。
OPPO Band 2は8480円という安さながら、スマートウォッチに近いデザインで、腕に着けているだけで健康状態を確認できます。初めてスマートウォッチやスマートバンドを使う人にはうってつけで、使ってみると「これで十分」と長く使い続けることになるのではないかと思います。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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OPPO Band 2 | オウガ・ジャパン | 8480円 |