本日の一品

SwitchBot社の屋外カメラは専用屋外ソーラーパネルで超使える!

 昨年秋頃から筆者宅のテラス監視用P2PカメラにPLANEX社のスマカメQS30に加えてSwitchBot社の安価なWi-Fi屋外カメラを加えた。販売前の販促活動のふれこみでは大容量バッテリーを搭載しているのでたった1回の充電でほぼ1年持つということだった

内蔵バッテリーで365日持つと言われたけど実際に駆動したのは1週間だったSwitchBot社の屋外カメラ。速攻でソーラーパネル給電に・・・

 予想通りそんなスーパーなテクノロジーは現代にはあるわけも無く、内蔵バッテリーを満タン状態にしてもせいぜい1週間持てばよい方だった。テラスに簡易クリップ止めとは言えバッテリーが無くなる度に大きな球体カメラを部屋に持ち込みUSB ACアダプターで一晩かけて充電するのは面倒でそのうち使うのを止めた。

 状況をSwitchBot社のサポートとチャットしてお伝えして屋外カメラ専用の「SwitchBot屋外用ソーラーパネル」(以降:ソーラーパネル)を紹介された。届いたソーラーパネルは本体と、簡単なスタンド、USBケーブル、取説、固定用ネジ等が同梱されていた。

届いたSwitchBot社の屋外用ソーラーパネル 専用オプションの様だ。同梱物はソーラーパネル本体、ケーブル、スタンド、ネジ、取説等

 取説をチラ見して半信半疑の内に届いたソーラーパネルを早速テラスの屋外カメラの近くに仮設置して充電用USBケーブルを屋外カメラに繋いでみた。当初、ソーラーパネルにはそれほどの期待も無く一時的な利用と考えたので付属スタンドの底面に3M社の両面テープを使ってタイルの壁面に適当に貼り付けて使っていた。

本来はネジで取り付けるべき専用スタンドだが期待していなかったので3M社の強力両面テープで貼っつけた

 ところが結果はお昼過ぎの太陽光が元気だったからか予想より遥かに多く充電されたので驚いた。太陽光による充電効果はバッチリだったが、冬の乾燥具合と太陽光の熱で両面テープが弱ってしまったのか取り付けて1週間ほどで太陽光パネルが落下してしまった。

 SwitchBot社の屋外カメラは一般的な防水型でナイトビジョン対応の充電型P2Pカメラだ。Wi-Fi電波と内蔵バッテリー駆動なので完全なコードレスだ。スペックはWEBの情報などを見ていただくのが良いだろう。

SwitchBot社の屋外カメラはコスパが良くバッテリーさえ長持ちなら同類の製品の中でも極めて優秀だ。アラートの通知方法もバリエーションがある

 Google Play App Storeからダウンロードするスマホアプリを含めパーソナルユースの自宅見守り用には十分な仕様だ。設定は超簡単だが動体を関知したら大きな音で警告音を発するなど状況をスマホやスマートウオッチにもタイムリーに知らせてくれる。

 ソーラーパネルをテストで1週間ほど使ってみたところかなり使えそうだったので落下の危険性の無いようにスタンドでは無くソーラーパネル全体の裏側に同じ3M社の両面テープを貼り大きな面積を使って安定した形で固定した。

我が家は2月頃には12時頃から太陽光はバッチリ当たる環境だ。多少太陽光発電には不利だがスタンド無しでソーラーパネルをタイル壁面に直付けした

 以前使っていた付属のスタンドの場合はソーラーパネル面を10度ほど仰角に向け全体をやや南南西に向けて設置出来ていたが今回の貼り付け方法ではほぼ真南に常時ソーラー面を向ける設置になってしまった。

 我が家のテラスはほぼ南向きで2月頃なら正午頃から夕方の16時半頃まではソーラーパネル全体に太陽光が100%当たる良環境だ。もちろんソーラーパネルの教科書には常時太陽光がソーラーパネルに垂直に当る様な設置を推奨しているが人かロボットがパネルを持って適時移動しない限りそんな環境は存在しない。

 今回はお天気予報で”東京都内にも積雪があるかも”と騒がれた超曇天の翌日から記録してみた。雪模様の前日の太陽光が完全にゼロだったので朝8時14分には屋外カメラの内蔵バッテリー残量は58%と過去最低値だった。

太陽光が当たる前の午前8時14分には内蔵バッテリーの残量はたった58%。11時過ぎでもまだ太陽光は当たらないので55%まで下がった

 過去の実績から太陽光がゼロの日が続くと1日に約15%ほどバッテリーが減ってゆく。冒頭に記述したバッテリー寿命が約1週間はそのことからも妥当な結果だ。日照のある日が続くと、内蔵バッテリーは朝一番にはだいたい75%を維持し、夕方の太陽光が無くなる16時半頃には太陽光発電で97%近くまで充電されるのが現実値だった。

 今回の様に雪模様のお天気で全く日照の無かった翌日は58%の残量だった。加えて今回はあいにく翌日もお天気は芳しくなく11時17分にはバッテリー残量はさらに減って55%まで下がってしまった。ただ正午頃には少し日照があり1時間後の12時20分には59%まで復活した。

お昼を過ぎて多少いい加減に取り付けたソーラーパネルの太陽光が当たり始めた。12時20分にはバッテリー残量は4%充電されて59%になった。

 そして午後からはより強い日差しがあり夕方の16時28分にはバッテリー残量は79%まで復活した。夜間に3%ほどバッテリーを使ったのか翌朝の8時19分には76%になっていた。そして我が家は午前中は隣のビルの陰にお天道様が隠れてしまう関係で10時26分には更に63%までバッテリー残量は下がってしまった。

 幸い午後からは強い日照があり幸いにも夜の16時28分にはバッテリー残量は79%まで復活した。晴れの日が続いていた頃は75%→97%を日々繰り返すというのが多かったが、今回の雪模様の日があったおかげでここ数日は60%→75%という1グレード低いカメラの駆動による放電、ソーラーパネルによる充電を繰り返している。

午後14時を過ぎてもはや太陽光を遮るものは何もない。日が陰り出す16時28分にはバッテリー残量は79%のまで充電された

 夜間の動体検知等はバッテリーパワーが必要で夜間にバッテリー残量は76%まで低下した。翌日は多少の日照はあったが大半は曇天だったため最終的にこの日の夜18時23分にはバッテリー残量が72%まで低下してしまった。

内蔵バッテリーだけで駆動せざるを得ない夜間にはバッテリー消費が進む。翌朝の8時19分にはバッテリー残量はまたしても76%まで下がった
翌々日はお天気予報通り超曇天、太陽光発電は期待できそうにない。18時23分にはバッテリー残量はさらに減って72%まで減少

 しかし明日からの我が家のお天気予報は晴れが続くようで、予報が正しければ程なく97%を達成できるのも堅いだろう。最初はほとんど期待も何もしなかった「SwitchBot屋外用ソーラーパネル」だったがこれはマジに使える商品だ。

しかし翌日からのお天気予報は快晴続きの様なので太陽光発電の効果は期待出来そうなので、目標のバッテリー残量97%も実現出来そうだ

 思い起こせば最初に屋外カメラにACアダプタで100%まで充電したのは年が明けた1月3日だった。よく考えたら今日で既に6週間以上充電していない。その間ずっとソーラーパネルの充電で屋外カメラは全く何の問題も無く毎日24時間動作している。これは快挙だ!「たった一度の充電で365日見守る」はこのことだったのだろう。

 もう過去何年も太陽光発電パネルという商品は全く信用していなかった筆者だが今回の件で今後も太陽光パネルには強い関心を持って行こうと決めた。運とお天気任せの感はあるがSwitchBot屋外カメラ+SwitchBot屋外用ソーラーパネルのコンビネーションは”推しの逸品”だ!

商品名購入価格
SwitchBot屋外カメラ SwitchBot屋外用ソーラーパネルamazon4731円