本日の一品

スマートなだけじゃない「SwitchBot シーリングライト」

 スマート家電で知られるSwitchBotはシーリングライトも販売している。もちろん目玉はIoT機能だ。スマホやGoogle Home/Alexaなどから操作できる。だが筆者にとって購入の決め手はそこではなかった。

SwitchBot シーリングライト

 というのも、自炊が趣味の筆者は作った料理をSNSにアップすることが多い。料理の実際の色味と、スマホで撮影した写真の色合いにズレがあり、どうすれば本当の美味しさが伝わる写真が撮れるのか試行錯誤していた。

 そして筆者はライターでもあるので、何かとガジェットのレビューをすることが多い。スマホのような撮影なら撮影ブースで行えば良いのだが、スマートホーム機器や生活家電のような製品をレビューするときは生活空間を背景にして写真を撮ることが多い。リビングにモノの色を正確に写す照明を導入するのは、仕事の上でも都合が良かった。

 これまではスマート機能に対応するLEDシーリングライトをいくつか設置していたのだが、どれも青みが強すぎるような色味に違和感を覚えていた。そこで今回は、スマート制御の有無に関わらず色の表現に優れた照明に変えようと考えた。

 照明が色をどの程度忠実に再現できるかを示す指標として、演色性(Ra)というものがある。演色性が高い照明であれば、食事やインテリアの色味を実際の見た目に近く表現できる。

今回購入したのは8畳タイプ

 家庭用照明においてはRa80相当が高演色とされているが、LEDシーリングライトではRa90を超える製品もちらほらと登場しつつあり、より自然な光環境を実現できるようになってきた。

 今回のSwitchBotのシーリングライトも実はその1つで、全灯時でRa90、通常の輝度でRa85となっている。自然光に近い見た目の照明と言ってよい。

2色のLEDの調色で色味を表現している

 その上で、スマート機能に対応している。Alexa、Google アシスタント、Apple HomeKitをサポートしており、SwitchBotアプリから簡単に操作できる。そして高くもない。これは買うしかない。

 電球色から昼光色まで幅広く対応しており(2700~6500K)、アプリでは調光調色は1%単位で滑らかに調整することができる。必要な明るさや色味を必要な時に得られるということだ。

引っ掛け金具は以前使っていた他社製と同じ形状だった

 以前使っていた他社製のスマートシーリングライトの光と比較してみた。この製品は昼光色のみで、今回のスイッチボット製品との比較対象としてはフェアではないかもしれないが、今回のスマートシーリングライトの方がきれいに写っているのが分かると思う。

以前使っていたシーリングライトの下で撮影
SwitchBotのシーリングライトの下で撮影

 SwitchBotのスマートシーリングライトによって、リビングで過ごす時間もより快適なものになった。料理の見栄えが良くなれば、食欲もSNSにアップする時の満足感も満たされるに違いない。優れた照明が、日々の生活に思わぬ潤いをもたらしたのである。ということで、さあ、自炊しよう。

丸型で小ぶりなため圧迫感がない。小さな部屋に向いている
品名発売元価格
SwitchBot シーリングライト W2612240SwitchBot6980円