お手頃価格でハイレゾ対応のBluetoothヘッドホン「1MORE SonoFlow」

　イヤホンもいいんですけどね。ヘッドホンがほしかったんですよ。筆者。

　こう、耳を包み込む感じで、周りの音から断絶して自分の空間を作ってくれるようなノイキャンもしてくれるヘッドホンが。それが、お手頃価格で見つけることができ、しかも思いのほかゴッドだったので、今回ご紹介する次第です。

　1MOREから発売されたハイレゾ対応のオーバーヘッド型ヘッドホンが「1MORE SonoFlow」です。1MOREといえば、中国/深センを本拠とする、知る人ぞ知るイヤフォンメーカーなのですが、このヘッドホン、日本では9月から発売になっていたみたいです。

1MORE SonoFlow。お手頃価格でハイレゾBluetoothヘッドホンとしては思いのほか良かったこの製品。家内に取られそうなのが目下の悩み

　この1MORE SonoFlow、デザイン的にはちょっとオーソドックスで「もうちょっと面白みがあってもいいんじゃない？」と思ってしまう、地味な有線・無線接続両対応のヘッドホンです。

給電は今や当然のようにUSB Type-Cでござる

　ええ、有線接続して普通にテレビの音なんかを聞くと、ホントにそういうイメージなんですよ。40mmのダイヤモンド・ライク・カーボン複合振動板とソフトPETフィルムを組み合わせたダイナミック型ドライバー搭載のヘッドホンですから、それなりに音質もいい、ハイレゾ対応ヘッドホンではあるんですがね……。

　しかぁし！　このヘッドホンの真価はそこじゃない！

　Bluetooth接続ヘッドホンとして使い出したときこそ、その才能が輝く！　その実力を発揮しだすのです。

Bluetooth接続ヘッドホンとして、この対応アプリからコントロールすることで、SonoFlowは「Oh my! God!」なヘッドホンに様変わりするのです

　ハイレゾコーデックとしてはLDACに対応。ノイズキャンセリング機能も使用可能です。このノイキャンが、特許取得済みの「Quiet Max」アクティブノイズキャンセリングという方式を利用しているそうで結構強力。仕事場での周りの話声などほぼ気にならないくらいまでキャンセルしてくれます。うん、こういうのがほしかった。

ノイキャンをONにするには、このスイッチをポチッとな

　そしてそして。さらにウレシイのは、このヘッドホン、アプリからイコライザーを利用し各周波数帯の音の強弱を自在に調整できるということです。

　すでにメーカーで設定されている「プリセットEQ」と「カスタマイズEQ」があり、カスタマイズEQのほうでは自由に低音バリバリや高音キンキン強調ということももちろんできますし、単純に「ボーカルが綺麗に聞きたいな－」という方にはプリセットで「ボーカルブースター」なんていうのもあります。

家内にはYouTube音楽鑑賞向けに低音を聞かせて「ドォンドォン！」に

筆者は断然、プリセットのボーカルブースター！　ああ、歌い手の声で心が洗われる……

　これがね、本当にいいんですよ。筆者はプリセットEQの「ボーカルブースター」で「あぁ～心がぴょんぴょんするんじゃぁ～」とアニソンで心洗われてますし。

　カスタムEQでピアノ演奏向けにちょっと調節して、最近ストリートピアノYouTuberにハマっている家内に貸したら「いいっ！　これ、いい！　これあたしのヘッドホンにする！」といきなり占有宣言し出しますし。

　聞きたい音がピッタリ聞ける、自分好みの音が聞けるよいヘッドホンだと思います。

家内がYouTube再生しながら「ああっ、よみぃ様っ！」（誰？）とか言ってもうヘッドホン返してくれません。もう家庭平和のためにはもう一台買うしかないかもしれない……

　そうそう、このヘッドホン、バッテリー保ちも素晴らしい物があります。フル充電からワイヤレスで再生時間70時間、ノイキャンをONにしても50時間再生可能です。この聴き心地のよさを実現してAmazonや楽天での価格1万3990円というのはかなりお得だと思います。超オススメです。