本日の一品

年末になって買ったカレンダーの逸品「カレンダーキーキャップセット2023」

来年のカレンダーとしてチェリーMXキースイッチのキャップを交換することで実現するカレンダーキーキャップセット2023を手に入れた

 毎年11月中旬から年内いっぱいはステーショナリーショップをはじめライフスタイル系のショップでも来年度のカレンダーが一斉に発売される。今年も都内のお店やネットを回遊して第1陣としていくつか気になったカレンダーを購入した。

半日銀座を歩いて・・・1時間ネットを見てひとまずこれだけ手に入れた

 そんな中で個人的に今年は特に注目していたのが身に付けたり身の回りのモノに貼り付けたりするDIYタイプのカレンダーだ。腕時計ベルトに巻き付けるアルミニウムのレトロなカレンダーは以前このコラムでご紹介した。

 そして同時に買ったのはお気に入りの写真やポストカードに貼って即席のカレンダーにしてしまう“推し活”カレンダーだ。透明シールに白字と黒字の2パターンが用意されている。そしてもう一つは同じく透明シールに黒文字タイプのカレンダーシールだ。両者とも目的は類似しているがサイズが異なる。

来年の筆者のカレンダーの特徴は小さなタイプが多いことだ

 そして最後にご紹介するのが実は昨年も購入したチェリー製やその互換キースイッチのキーキャップ部分を交換してカレンダーにする”Calendar Keycap Set”だ。もちろん今年も発売即速攻で手に入れたので早速ご紹介したい。基本的にはパソコンキーボード用のカレンダーだ。

カレンダーキーキャップセット2023のパッケージ。12ヶ月分

 販売しているのはFILCOブランドで多種多様なキーボードを企画販売しているダイヤテック株式会社だ。そんなキーボードの中でもユニークなのは独チェリー社のメカニカルMXキースイッチを使用したキーボードだ。ご存じの様にそのキータッチやタクタイル感によって赤・青・グレー・黒・茶・緑など様々な軸が提供されている。

 今回のカレンダーキーキャップセット2023はそれら全てのキースイッチをはじめチェリー互換と言われている互換度の高いキーボードにも使用可能なようだ。カレンダーキーキャップセット2023には来年1月~12月までのカレンダーの1ヶ月分がキーキャップの天面に印刷されている。

パッケージを開くとキーキャップ取り外し道具と2024年1月のカレンダーがオマケに入っている

 そして再来年(2024年)1月のカレンダーキャップがオマケで付属する。他には現在使用しているキーボードのキーキャップを引き抜くための工具も付属。使えれば極めて便利なカレンダーキーキャップセット2023だが、何分狭いキートップのトップ面に1月分のカレンダーを押し込んで印刷しているので老眼が出ていたりすると字か読めないこともありそうだ。

 筆者は来年度のカレンダーキーキャップセット2023を自宅にあるどのキーボードに取り付けようか考えた。そして年末の大掃除のついでに日頃お世話になっている愛用のTEX社のShinobiキーボードのファンクションキーをカレンダーキーキャップセット2023で置き換えようと考えた。しかしよく見たらファンクションキーのキーキャップのサイズが普通の英字のキーキャップよりほんの少し小さいことに気付いて早々に諦めた。

年末の大掃除かねて愛用のTEX Shinobiのキーキャップを交換しようとしたらファンクションキーだけがサイズが違って呆然

 本命のキーボードとしてあてにしていたShinobiが脱落した時点で我が家でチェリーのMXキースイッチを使っているのモノはそれほど多くは無い。DIYでキットから作ったパソコンキー電卓、自分たちでクラファンをやって作った手遊び玩具のKACHA、あとは同じようにチェリー社のキータッチを楽しむ為のLED発光する1キーとキータッチの差を理解するためのテスター(9キー)だけだった。

あとカレンダーキーキャップセット2023の対象となるのはガジェット系ばかり

 そんなこんなで諦めかけた頃に同じチェリー社の茶軸とEインク電子ペーパーを使っているテキスト入力専用機のFreewriteの存在を思い出した。早速Freewriteの最上段の数字キーを取り外しカレンダーキーキャップセット2023を取り付けてみた。

一我が家で見つかったチェリーMXキースイッチの茶軸を使ったFreewrite 電子ペーパーを使ったテキスト専用入力機(海外版ポメラかな)
早速数字キーをカレンダーキーキャップセット2023のカレンダーに交換
アッと言う間に12ヶ月分の交換が終了
2024年の1月分はいずれどれかと交換予定

 数字キーの1~0とその隣の”-”と”=”を全て取り外せば1月~12月までの全てのカレンダーキーキャップと交換できる。2024年1月のカレンダーは2月が来れば不要になる2023年1月のカレンダーと交換しても良いだろう。

 数字キーの1は1月、2は2月、9は9月に対応するので分かり易い。ちょっとややこしいのは10月が数字の”0”(ゼロ)、11月が”-”、12月が”=”となるがこの3つのキーを記憶していれば大丈夫そうだ。今回はチョット毛色の違うテキスト入力専用機を使ったがキー配列もチェリーのMXキースイッチであることも全く同様なので一般的なパソコンキーボードと全く違いは無い。

カレンダーキーキャップセット2023に交換したのでチョットごちゃごちゃした感じになったが便利さと交換だ

 悪ノリでチェリー社のキースイッチの青軸や緑軸をたった3個だけ使って作ったKACHAの3つのキー”Ctrl””Alt””Del”も1月~3月のカレンダーキーキャップセット2023に交換してみた。しかし機能キーと文字キーのキーキャップのサイズ差からキーキャップ間に隙間が出来てかなり寂しい感じになってしまった。1キーの手遊びガジェットもテスターの9キーも想定外の発想で面白そうだが実際の使用可能度は少なそうだ。

チェリーMX緑軸を使ったKACHAも3ヶ月分の交換は可能だがキーキャップサイズの違いによる隙間が残念
1キースイッチのガジェットもチェリーMXキーのテスター(9キー)も日常使う機会が少なくカレンダーのベースにはもったいない

 どうもしっくりピッタリくる対象物が見当たらないまま悶々としていたところに以前友人と一緒に秋葉原のショップでパーツを買ってDIYで組み立てたパソコンキータッチフィーリングの電卓を思い出した。

最終的に本命のTEX社キーボードのSHURAが届くまではチェリーMX緑軸を使ったPC風電卓の1~9の数字をカレンダーキーキャップセット2023に交換した。日常普通に使えるので便利だ

 DIYなのでパーツにこだわり、キースイッチはチェリー社の希少で高価なMX緑軸を使用している。もちろんキーキャップはチェリー互換の製品だ。今回、電卓数字の1~9までをカレンダーキーキャップセット2023の1月~9月までのキーキャップに交換することで本来の電卓キーの1~9までとの対応も完璧だ。これなら電卓もカレンダーも普通に実用的に使えそうだ。

 年が明ければ前述のTEX社に発注中の普通サイズのファンクションキーを採用した新しいコンパクトキーボードSHURAが届くのでそちらでもこのカレンダーキーキャップセット2023を試してみようと思っている。それまでは今までで最もしっくりとしたDIYパソコンキー風電卓でカレンダーキーキャップセット2023を活用してみるつもりだ。

 今年も残すところあとわずかだが身近に置くカレンダーとして以前ご紹介した腕時計ベルトカレンダーと並びカレンダーキーキャップセット2023は良い選択だ。適合範囲がチェリー社のメカニカルMXキースイッチとその互換製品というところとユーザの視力の問題はあるが来年の身近に置くカレンダーとして考えたい一品だ。

商品名購入場所実売価格
カレンダーキーキャップセット2023ダイヤテックオンライン1320円 (別途送料800円)