本日の一品
充電器のデファクトスタンダードはアクセサリー豊富? iPhone充電器をデコる
2022年10月4日 06:00
iPhoneが人気の理由として、ケースをはじめアクセサリーが豊富というのもある。ケースにこだわりたいからiPhoneという人も一定数いて、それは、Apple Watch、イヤホンなども同様。使う人がそれぞれにデコって楽しんでいる。
そのなかでもiPhoneといえば、充電器も最近まで同じ形状のものが付属していたためアクセサリーも揃っている。過去にも充電器カバーのようなものもあったが、最近になって100円均一ショップで見つけたのはデコるためのシールだ。
調べてみるとシール類は数年前からあり、最近見つけた筆者の低感度ぶりはお許しいただきたいが、こういうアイテムが豊富にあるということは、iPhoneの充電器は非常に多くの人たちに長きにわたって愛される、充電器のデファクトスタンダードであることの証明でもある。
しかし、少し前までiPhoneに付属していたデファクトスタンダードたる「Apple 5W USB電源アダプタ」は、アップルのオンラインストアでは「売り切れ」の表示(2022年9月現在)となっていて、いよいよ終了か? と話題になっている。現時点でアップルからは新品を買うことができないので、入荷がなければこのままフェードアウトという可能性もある。
フェードアウトと考えてしまう理由は、現在のスマートフォンは大電力で短時間充電をすることが多く5V 1Aという小容量の充電器の需要は少ない。しかも、現在のiPhone付属品のUSBケーブルの先端はType-Cということもあって、ケーブルも買い足さないと「Apple 5W USB電源アダプタ」が使えないからだ。
さらに、最近のiPhoneに適したアダプターとして「20W USB-C電源アダプタ」が同じ2780円で用意され、純正の充電器が欲しいならこれを選ぶからだ。
こちらにも対応のシールが登場しているが、このアダプターはiPhoneに付属してないこともあって、100円均一ショップにアクセサリーが登場するほど盛り上がっていない。
今後、プレーンな形状で機能美の極みとも言えるを持った「Apple 5W USB電源アダプタ」のような偉大な充電器のデファクトスタンダードはもう登場しないと思い、今回、あらためてこの充電器の凄さを感じたわけである。
さて、話をシールに戻すが、そのデファクトスタンダードゆえに問題もある。筆者の家には2個とその形状互換な充電器も転がっており、まだまだ現役で使っている人も多いはずだ。そのため、家の中やオフィスに複数の充電器を使っていると、どれが誰のだかわからなくなってしまう問題がある。
純正USBケーブルも含め、同じモノなら入れ替わってしまっても問題がないといえばないが、やはり自分が充電する充電器は自分のものであってほしい。そんなときに役立つのが充電器をデコるシール。これまで自分の名前を書いたマスキングテープを貼ったりすることもあったが、もっと楽しく区別できるようになる。
しかも、今回買ったシールは本体を覆うように貼るシールのほかにアクセントを付けたりUSBケーブルに貼ったりできる小さいシールも入っている。もし、同じシールを貼った充電器が近くあったとしても、小さいシールの貼り方でさらに区別することもしやくすなる。
充電器のシールは、このほかにもキャラクター品など数種類が出回り、今回購入した100円均一ショップ以外でも売られている。実際のところ専用にカットされたシールでなくても、iPhoneの充電器は形状がシンプルで平面部分が多いので、どんなシールでも貼りやすい。
ちなみに、それほど神経質になる必要もないが、小型の充電器は部品の実装密度が高く本体外装も放熱の一部を担うこともある。「Apple 5W USB電源アダプタ」は5Wと出力は小さいが、外装を覆うカバーをつければ厳密には放熱性能が変化する。今回はシールなのでさらに影響はないはずだが、充電器は発熱する機器という認識は頭に入れて使ったほうがいいだろう。
今回買ったシールを貼りながら、今後、充電器のデファクトスタンダードは登場せず楽しいアクサリーもないのかも……と感傷に浸っている筆者。今回、デコってしまったが、小さくて便利な「Apple 5W USB電源アダプタ」はこれからも使い続けようと思っている。
製品名 | 発売 | 購入価格 |
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モバイル充電アダプター用デコレーションシール | 大創産業 | 110円 |