本日の一品

スマホに手を伸ばさなくて済むかもしれない、指先だけで使えるマウス

サンワサプライの指先だけで使えるマウス

 もうスマートフォンの画面をタッチすることすらかったるいのである。たとえば寝スマホをするときにそう強く思う。ぬくぬくと布団にくるまりながらネットをさまようのは至福だが、スマートフォンを支えている手や腕が疲れてくる。寒い季節は布団から手だけ出して操作するのがそもそもつらい。

 そこで試してみたのが、指先だけで操作できるBluetoothマウス(コントローラー)だ。一般的なマウスは底面にあるセンサーで移動を検知して画面内のマウスカーソルを動かすが、この製品は真ん中にある四角いセンサー(ボタン)を指先でなぞることでマウスカーソルを動かせる。その左右にある「L」が左クリックボタン、「R」が右クリックボタンとなっていて、上下にあるのはキーボードのページアップ、ページダウンに割り当てられている。

中央の四角いボタンがマウスカーソル移動用のセンサー。「L」が左クリックで「R」が右クリック

 裏側はリング状になっており、ここに人差し指を入れて保持し、親指で各種ボタンを操作するのが基本スタイル。つまり、片手の指先だけでカーソル移動とクリック、ページアップ・ダウンというひと通りの操作ができるわけだ。ややお高めな価格設定だが、これで手を伸ばさずスマートフォンを使えるのであれば妥当な投資。ホルダーなどにスマートフォンを固定しておけば、布団から手を一切出さずに全身ぬくぬく状態で操作することも可能なはずだ。

裏側には指を通すリング状のものが
こんな風に持って指先だけで操作できる

 というわけで試してみたのだが、操作がなかなかに難しい。特にマウスカーソルは狙い通りのポジションに移動させるのに苦労する。なぞる時の力加減が微妙で、慣れるにはけっこう時間がかかりそう。あと、中央のセンサーはボタンにもなっていて、押し込むとカーソル移動の有効無効を切り替えるようになっているのだが、筆者の意識としてはここはどうしてもクリック操作の感覚。いちいち親指を「L」ボタンに移動してクリックする、という頭にならないのも難しさを感じる要因かもしれない。

 上下にあるページアップ・ダウンボタンを使うことで、Webブラウザーのスクロールは楽ちんになる。ただし、Androidスマートフォンの場合、このあたりの対応はアプリ依存なので、スクロールするアプリすべてで動作するわけではない点に注意したいところ。Twitterアプリなんかは全く反応してくれない。Kindleアプリも対応しないが、普通のクリック操作でページ繰りできるので快適だ。

Kindleアプリだとクリックでページ繰りできる

 個人的には動画アプリの早送り・早戻しをワンプッシュでできればな、と考えていたのだけれど、それももちろん対応しない。なので、そうしたイレギュラーな操作をできるようにするには、Bluetoothデバイスのボタン割り当てを変えられる「Key Mapper」のようなアプリを活用することになる。

「Key Mapper」でカスタマイズできるのは、このマウスについては上下ボタンのみのようだ
ページアップ・ダウンを早戻しと早送りに割り当て
Netflixを上下ボタンで10秒ずつの早戻し・早送りができるようになった

 これで、たとえばNetflixでは上ボタンに「Rewind」を、下ボタンに「Fast forward」をそれぞれ割り当てると、上ボタンプッシュで「10秒早送り」、下ボタンプッシュで「10秒早戻し」、という操作ができるようになる。意味的に逆では、と思うのだが、実際この通りに動作するので、そういうものだと考えて割り切ることにする。アプリによっては音量調整キーがスクロールなどに割り当てられていたりもするので、Key Mapperの設定方法によって応用も可能だ。

 スマートフォンではこんな風にカスタマイズできるので多少は使いどころもあるのだが、(少なくとも筆者所有の)Androidタブレットにはこのアプリが対応していないようなので、今のところはスマートフォン専用かなあ、という感じ(このマウス自体はWindowsなどにも対応するけれども)。ごろ寝スマホを極めるため、引き続き最適な操作デバイスを模索していく所存だ。

製品名発売元販売価格
400-MABT156BKサンワサプライ4,530円