本日の一品
久しぶりのタブレットは「Fire HD 10 Plus」、Showモードと内線機能が便利
2021年6月9日 06:00
筆者としてはGoogle Nexus 10以来のタブレットを買った。
Nexus 10は購入から約8年たち、さすがにバッテリーはもたないし、ラバー素材の背面は加水分解でべたべたするし、動作も不安定すぎてここ1、2年はほとんど電源も入れていなかった。代わりになるAndroidタブレットをずっと探していたのだけれども、コストパフォーマンスを考えるとどれも選びにくかったのだ。
が、最近のプライベートのネット利用を考えると、必ずしも純粋なAndroidタブレットでなくてもいいのではないか、と思い始めた。ネットショッピングするか料理レシピを検索するか、千鳥の相席食堂を見るか、コミックを読むくらいだ。ゲームはしないし、タッチペンで絵を描いたりするわけでもないから、ハイスペックにこだわる必要はない。
ということで、俄然興味が湧いてポチッてしまったのが、新しくなった第11世代の「Fire HD 10 Plus」。ストレージ容量32GBのモデルは単体で1万8980円と2万円を切る価格だ。ネットや動画がメインとはいえ、RAMは多いに越したことはないので、スタンダードなFire HD 10(RAM 3GB)ではなくFire HD 10 Plus(RAM 4GB)にした。Anker製ワイヤレス充電スタンドとのセットモデルでも、2万2980円というのはお値打ちだろう。
標準ではGoogle Playに対応しないため、今まで使っていたアプリが利用できない可能性はあるとはいえ、筆者の最近の用途を考えれば全く問題ない。プライベートタイムにネットも動画もコミックも10.1型の大画面で思う存分楽しめる。最近はスマートフォンの小さな5~6型画面でコミックの文字を読むのがつらくなってきていたが、10.1型もあれば快適だ。老眼に負けないぞ!(負けてる)。
ワイヤレス充電スタンドに置くと、充電が始まると同時に自動で「Showモード」に切り替わり、スマートディスプレイのEcho Showと同じような使い方ができるようになるのもいい。BGMを再生するのも、天気予報やニュースを聞いたりするのも手間なくでき、画面左下のアイコンから呼び出せる「デバイスダッシュボード」でスマートホーム機器を手っ取り早く操作できるのもありがたい。
でもって今さらながら、Alexaデバイス同士でボイス・ビデオチャットできるコール(もしくはドロップイン)機能が我が家で大活躍中である。これで内線通話を簡単に実現できるのだ。
Fire HD 10 Plusは1階にある筆者の仕事部屋に普段は置いてあり、以前から使っているEcho Show 5は2階のダイニング・キッチンにある。現在は妻もダイニングで在宅勤務しているので、この2台で通話することで、1階と2階の間で「今日の昼ご飯はどうしようか?(買い物行け)」とか「ゴミ出しした?(ゴミを出せ)」みたいな相談・お願い・注文・圧力も簡単だ。はい! 今すぐ!
これまでも、やろうと思えばスマートフォンのAlexaアプリとEcho Show 5をつないで会話もできたのだが、スタンドを使って半ば据え置きにしている状態で、すぐに呼びかけられるという手軽さは大きい。
ロック画面に広告が表示されたり、ホーム画面にさほど興味のないおすすめコンテンツが表示されたりと、Amazon関連のサービスの押しつけ感はすごいものがあるが、カスタマイズすればなんとか普通のタブレットっぽい見た目にはできる。あとは自宅内だけでなく、クルマ移動するときの子供たちのエンタメマシンとしても役に立ってくれることだろう。
製品名 | 発売元 | 販売価格 |
Fire HD 10 Plus タブレット 32GB、ワイヤレス充電スタンド付き | Amazon | 2万2980円 |