本日の一品

ノートパソコン手前での筆記作業に便利、クリップ装着式のUSBデスクライト

 キーボードの手前にノートを広げて筆記したり、また暗い部屋の中でほんの数分だけパソコンをつけて作業したりする場合に便利なのが、ノートパソコンの上部に取り付けるLEDライトだ。これがあれば、キーボードおよび手元をピンポイントで照らすことができ、重宝する。

 こうしたLEDライトは多数発売されており、Amazonで検索すると多数ヒットする。しかし、そのほとんどは製造元が共通と見られる同一形状の製品だ。よって種類としてはあまり豊富ではないのだが、そのぶん入手性は高い。今回、目についた製品を購入して試用してみた。

 今回筆者が購入したのはノートパソコンでの利用を想定した、幅が約26cmのタイプだ。横長のバーにLEDライトを内蔵しており、パソコンのUSBポートからの給電で点灯する仕組みだ。

製品本体。ノートパソコンにUSBで接続し、給電を行う仕組み
幅は実測で約26cm。ノートパソコン用のサイズだ
クリップを使ってノートパソコンの上部に装着する。厚みは10mmまで対応する
持ち歩き用のポーチが付属。このほか日本語の取説も付属する

 明るさは10段階で調整でき、昼光色・電球色・昼白色の3色を切り替えることもできる。操作はいずれもケーブルの中間に設けられたリモコンを使って行う。

 ノートパソコンの上部に取り付けた状態では、ディスプレイからわずかに手前にせり出した格好になる。照射角度は90度の範囲で調整できるが、キーボードのみか、それとも手元までを照らすのか、実質2択となる。いずれにせよ、LEDの光が直接目に飛び込んでくることはなく、手元を照らすという目的をきちんと果たしてくれる。

 利用にあたって気をつけたいのは、本製品を装着したままだとノートパソコンを閉じられないことだ。画面の上にクリップで挟んでいるだけなので、着脱そのものは容易なのだが、頻度が高いとわずらわしいことに変わりはない。ノートパソコンを持ち出して使うことが多い人は、スタンドタイプのライトのほうが手軽かもしれない。

 またクリップで画面の中央付近を挟む構造上、Webカメラを覆ってしまいがちなのがネックだ。左右どちらかにずらして取り付けることになるが、これだと見栄えがあまりよろしくない。これくらいは製品側で対応しておいてほしいものだ。

ノートパソコン上にクリップで挟む。Webカメラに干渉しがちなのがややネック
オンにした状態。バックライトのないキーボードでの作業に便利だ
背後から見た状態。取り付けの構造は至ってシンプルであることが分かる
横から見たところ。画面よりもやや前方にせり出す格好になる
角度を最大限まで下げるとキーボードだけを照らすことができる
角度を最大限まで上げると手元まで照らせる
2種類のLEDで3色を作り出すことができる。これは昼光色
いわゆる電球色にすることも可能。通常はこの中間にあたる昼白色での利用となる
電源オン、色調整、明るさ調整(10段階)はUSBケーブルの中間にあるリモコンで行う

 全体的に作りはチープで高級感はないが、機能はひととおり揃っており、LEDライトのムラもない。あまり期待せずに買った製品だったが、十分に及第点だ。ノートパソコンの手元で何らかの作業をしたい場合や、ノートパソコンのキーボードにバックライトが搭載されておらず暗所での作業がしづらい場合に、便利なアイテムとしておすすめしたい。

製品名発売元実売価格
モニター掛け式ライトBEGALO3480円