本日の一品
アクティブノイキャン搭載で1万3800円はお買い得! 「realme Buds Air Pro」
2021年4月27日 06:00
4月に日本上陸を果たしたスマートデバイスブランド「realme」。
第1弾として5つの製品が発表されましたが、そのうち3つはワイヤレスイヤホン。その中で最も値段が高い「realme Buds Air Pro」を使ってみました。高いと言っても1万3800円(税込、以下同)。その価格でアクティブノイズキャンセリング機能も搭載しています。むしろ、安いと言うべきでしょう。
充電ケースは丸くて光沢が強く、ツルツルとした手触り。アップルのAirPod Proを始め、ハイグレードのワイヤレスイヤホンに用いられることが多い質感です。イヤホンはカチッと密着するように収まり、ケースを開けた時に落下する心配はありません。
イヤホンはカナル型で、下向きに軸が伸びています。AirPods Proの軸を少し長くしたようなサイズ感です。耳へのフィット感はよく、ワークアウト時に装着することもできそうです。イヤーチップは4サイズが同梱されています。
筆者はOPPO Find X2 ProとiPhone 11 Proとペアリングして、音質や使い勝手をチェックしてみました。
充電ケースにペアリング用のボタンがありますが、Find X2 Proとは、このボタンを押すまでもなくペアリングに導かれ、次回以降の接続もスムーズに行えました。
操作は、イヤホンの外側(軸の上部)に搭載されたタッチセンサーで行います。ダブルタップで一時停止・再生、トリプルタップで次の曲にスキップする、2秒ほど長押しするとノイズキャンセリングモードとトランスペアレント(外部音取り込み)モードを切り替えられます。これらの操作は左右どちらをタップしても可能。なお、左右を同時に長押しすると遅延が低減されるゲーミングモードに切り替わります。また、どちらかのイヤホンを外すと音楽が一時停止し、再び装着すると再生される装着検知機能も備えています。
なお、Googleアシスタントにも対応していて、アプリを使って、タップ操作のカスタマイズができるようですが、筆者はそれは確認できないままに、製品の返却期限を迎えてしまいました。Siriには、まだ対応していないようです。
最も気になるのは音質。筆者はJ-POP、K-POP、イージーリスリング、クラシックなど、いろいろなジャンルを聴いてみましたが、かなりいい感じでした。音に厚みが感じられ、複数の楽器を用いる楽曲では、それぞれの楽器の音色がクリアに聴こえました。ボリュームを小さめにしてもディテールを聴き取りやすく、ボリュームを上げて好きな楽曲を聴くと、迫力が感じられて、テンションが上がりました。Find X2 Pro、iPhone 11 Proともに、いい音で楽しめましたが、個人的にはiPhoneのほうが迫力があり、なおかつ音に透明感が感じられました。
ちなみに、ドライバーは、同時に発売されたrealme Buds Qと同じ10mmダイナミックドライバーですが、realme Buds Air Proの音質は格段に違いました。
最大35dBまでの外部音を除去するというノイズキャンセリングの効果は、誰でにもはっきりとわかるレベル。普段アップルのAirPods Proで音楽を聴いている筆者としては、AirPods Pro(3万580円)の半額以下で、こんなに心地よく響く音で聴けるのか、と驚きました。なお、ノイズキャンリングの効果も、Find X2 Proで「YouTube Music」で聴くときより、iPhone 11 Proで「Apple Music」で聴く場合のほうが、より明瞭に感じられました。
電話の着信時はタップで応答でき、ダブルタップで着信拒否または通話を終了できます。通話用のノイズキャンセリングも搭載されており、通話音声もクリアでした。
音楽再生時間はノイズキャンセリングをオンにした場合が約5時間で、充電ケース使用で約20時間。オフにすると約6時間で、充電ケース使用で約25時間を見込めるそう。充電ケースは約10分で約3時間分をチャージできる急速充電にも対応しています。
realme Buds Air Proはスマホで音楽を聴いたり、映画を観たりするときはもちろん、パソコンでオンラインミーティングに参加するときなど、フルに活用できそうな一品です。
製品名 | realme Buds Air Pro |
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メーカー | realme |
価格 | 1万3800円 |