本日の一品

谷中のCan Doで楽しく実用的な「LED CLIP STRING LIGHTS」を買った

 以前、実家のあった大阪からお墓を谷中のお寺に改葬して10年近くが経った。上野に越してきた20年近く前にはよく遊びに行った通称“谷根千”(谷中、根岸、千駄木)方面だが、最近はお墓参り以外では立ち寄ることも無くなっていた。

 今回はひさしぶりにJR日暮里駅で降りて、夕焼けだんだん、谷中銀座といったかつてはインバウンド観光客にも超人気だったお上りさんコースを徘徊。谷中銀座の通りで見つけたCan Doに入ってみた。

 筆者などは、まず100均ショップと聞くと第一に思いつくお店は巨大なスペースの万人向けのダイソーになってしまうが、Can Doのイメージは、比較的コンパクトな店で若い女性から主婦までの女性ターゲットのお店、少しオシャレなアイテムに比重をおいている感じがしている。

単三乾電池2本で連続18時間使える。これはいろいろなシーンで使えそうだ
全ての部品ががクリアカラーで光が映えるようデザインされている
まずは電池ボックスに単三乾電池を2本入れる

 そんなCan Doで見つけたLED CLIP STRING LIGHTSを330円で買った。LED CLIP STRING LIGHTSは壁面や空間に際立たせたい写真やシール、お気に入りの切り抜き、小物、時にはメモなどもクリップして、宅内でも屋外でもパーソナルなインスタレーション的に楽しめる楽しい商品だ。

電池ボックス本体上にあるスライド式の電源オンオフスイッチを入れてみた
電球色LEDの付きのクリップが10個で330円と超お得なLED CLIP STRING LIGHTS

 物理的な構成は150㎝のクリアなシールドで覆われた導線に、15㎝間隔でLEDライト付きのクリアなクリップ(洗濯ハサミ)が10個取り付けられている。

 末端に取り付けられているバッテリーのエネルギーで全てのクリップが点灯し、クリップしたアイテムをほんのりと照らしてくれる。同じようにクリアなバッテリーボックスは単三乾電池2個を使用し、本体スイッチでオンオフする。

 筆者は早速、家にあったフレーム付きのインスタントカメラで撮った幾つかの写真をクリップしてみた。直ぐにはLED CLIP STRING LIGHTSをぶら下げる理想的空間を思いつかなかったのでとりあえず寝室のカーテンレールを使ってしごくシンプルにやってみた。

適当な場所が思い当たらなかったので寝室の出窓のカーテンレールに……
外光は多少あるが、部屋の電気を消すと雰囲気は出てくる

 今回はLED CLIP STRING LIGHTSを1セットだけ使ったが、複数のLED CLIP STRING LIGHTSを組み合わせて複雑な連携モデルで使ってみるのも面白そうだ。

 多少外光の入る寝室の出窓だが、室内の電気をすべて消すと電球色の暖かい光が際立ってそれなりの雰囲気を醸し出してくれる。

 注意と言うほどの大袈裟なことではなく、誰でも使ってみるとすぐにわかることだが、LEDライトはクリップの片側にだけ付いているので、LEDライト側に見せたい写真画面を向けてクリップするのと、LEDライトと反対側にクリップするのでは写真表面に届く光量にかなりの差があり写真の表情も変化する。

LEDライト側にクリップした写真は明るく見える
TPOに応じてクリップの向きを変えて似合う写真を選ぶことも楽しいだろう

 もちろん裏側にあるLEDライトの光もクリアなクリップを透過して反対側にも届くが、透過するだけで下方向には光が回り込まないので、ぶら下げた対象物にはそれほど光が届かない。写真を選んでこの微妙な差を上手く使えるかどうかが大事だ。

 それを理解してうえで、ぶら下げる写真やそのほかのアイテムを上手く選択すれば単に暗い、明るいではなく逆に効果的に魅せることができそうだ。

 LED CLIP STRING LIGHTSはぶら下げる場所、クリップするアイテム、背景や外光の有無、使用する数などによって楽しみ方は無限だ。電球色だけではなくカラフルな4色モデルも店頭にはあったが、単色よりも使い方は難しいかもしれない。

製品名発売元価格
LED CLIP STRING LIGHTSCan Do330円