本日の一品

1日中音楽を聴き続けられる「realme Buds Wireless Pro」
2021年4月28日 06:00
4月に日本市場への参入を果たしたスマートデバイスブランド「realme」。第1弾として、4月15日に「realme Buds Q」「realme Buds Air Pro」というワイヤレスイヤホンが発売されましたが、5月以降に「realme Buds Wireless Pro」という製品も発売されます。筆者は、発売に先駆けてメーカーから借りたレビュー用端末を使ってみました。
realme Buds Wireless Proは、左右のイヤホンがつながったネックバンド型のワイヤレスイヤホン。13.6mmの大型ドライバーを搭載し、LDACにも対応。最大35dBの外部音を除去するノイズキャンセリング機能も備えています。
カラーはイエローのみ。イヤホンやネックバンド部は黒で、クールなスタイリッシュな印象。realmeは若い世代をターゲットにしているブランドですが、若くない人にもフィットしそうで、阪神タイガーズのファンの方にもおすすめしたいカラーリングです。
左右のイヤホンにはマグネットが内蔵されていて、使わないときはピタッとくっつきます。マグネットを外すと接続し、くっつけると接続が切れる仕様になっているので、音楽の停止忘れなどで無駄な電力を消費する心配はなさそうです。
首にかけると、右側でリモコンを操作できる仕組み。カチッと押せる物理ボタンが搭載されており、「+」「-」で音量を調整でき、その間の「○」(マルチファンクションキー)を押すと一時停止・再生、カチカチッと2回押すと次の曲へスキップ、3回押すと曲の頭に戻せます。ただし、手触りだけでボタンの真ん中を押すには慣れが必要。一時停止するつもりが音量が上がってしまったり、下がってしまったりという失敗を繰り返しました。マルチファンクションキーの部分だけでも突起などがあり、触れるだけでわかるといいのですが……。
そのマルチファンクションキーは長押しで音声アシスタントを起動することも可能。筆者はOPPO Find X2 ProとiPhone 11 Proに接続して使いましたが、Find X2 ProではGoogleアシスタントが起動することを確認できました。iPhoneではSiriは起動するのですが、音声認識がうまくいかず、そこから音楽再生に戻せなくなってしまいました。
ノイズキャンセリングを有効にするボタンは独立していて、押してノイズキャンセリングモードとトランスペアレンス(外部音取り込み)モードを切り替えられます。また、長押しすると最大119msの低遅延が有効になるゲーミングモードに切り替えられます。
筆者はOPPO Find X2 Proでは「YouTube Music」、iPhone 11 Proでは「Apple Music」で音楽を聴き、それぞれで「Netflix」の音声もチェックしてみました。
ボリュームはかなり大きくでき、大きくしても歪まず、鮮明な音質で聴こえました。低音域はしっかりと響き、高音域はクリアで伸びやかな印象。ノイズキャンセリングモードはもちろん、トランスペアレンスモードでも心地よい音質で再生されるように感じました。むしろ、ノイズキャンリングモードでは、音に厚みが出るものの、若干雑味が混じるように感じられました。再生する楽曲によっては、ナチュラルさが薄れるような感じです。なお、低遅延のゲーミングモードに切り替えると、また違った音質で聴けました。つまり、ノイズキャセリング、トランスペアレンス、ゲーミングの3つのモードを比べて、好みの音質で聴けるわけです。個人的には、そこがメリットに思えました。
なお、4月15日に発売された「realme Buds Air Pro」もノイズキャンセリング機能を搭載していますが、realme Buds Air Proのほうが、その効果がより明瞭な気がしました。気がする程度で大きな差はありません。
電話を着信した際は1回押すと応答でき、長押しで着信拒否または通話を終了できます。通話音質も良好でした。
充電はリモコン部にあるUSB Type-Cポートから行います。約1.5時間でフルに充電でき、ノイズキャンセリング使用時で約16時間、使わない場合は約22時間の音楽再生が可能。完全ワイヤレスタイプに比べると、充電回数が少なくて済み、1日中音楽を聴き続けることもできそうです。
なんと言っても、ネックバンド型は、うっかり落とす心配がないのがいいですね。通勤時に音楽を聴く人や、音楽を聴きながらジョギングをする人などに適しているように感じました。
製品名 | 発売元 | 価格 |
---|---|---|
realme Buds Wireless Pro | realme | 9980円 |