本日の一品

シガーソケットに完全収納でキャップも閉まる、エレコムの超コンパクト車載充電器

製品本体。USB×1ポートを搭載

 車でスマホなどUSB充電を行う場合に欠かせないシガーチャージャーだが、製品によってはかなり大柄なこともあり、手前に飛び出た部分がドリンクホルダーなど他のパーツに干渉して、ドリンクが置きにくくなったり、ほかのアクセサリの配置に影響を与えることもしばしばだ。

 今回紹介するエレコムの「MPA-CCUQ03」は、シガーソケットの中にすっぽり収まってしまう超コンパクト設計のシガーチャージャーだ。差し込んだ状態でシガーソケットのキャップを完全に閉められるので、邪魔にならないという逸品だ。

製品パッケージ。今回紹介しているグレーのほかにブラックもある
全長は極めて短く、シガーソケット内に完全に収まる

 さすがにこのサイズでは径が限られるため、USBの搭載ポート数は1ポートのみとなるが、最大5V/3Aまでの出力に対応するほか、Quick Charge3.0に対応しているので、Androidスマホではスピーディーに充電を完了することができるなど、機能的には抜かりはない。

 ところで、シガーソケットに完全に収納されてしまうのであれば、取り出す時はどうすればよいのだろうか。本製品は、ポート上部のナイロン製のつまみを引き出すことで、本体を簡単に引き抜けるようになっている。これにより、シガーソケットの中に入り込んだまま取れない事故を防げるというわけだ。

他のモデルとの比較。サイズの違いは一目瞭然だ
Quick Charge3.0にも対応する
抜く時はナイロンのつまみを引き出して引っ張る仕組みだ

 また実際に使った限りでは、差し込むケーブルのコネクタが堅いと、ケーブルを抜いた時に本製品がくっついて抜けることもあった。仮にナイロンのつまみが折れるようなことがあっても、取り出せなくなって困るということはなさそうだ。

実際に装着したところ。シガーソケットに完全に収まっているのが分かる
レンタカーやカーシェアではケーブルをつけたままのほうが置き忘れ防止になるだろう
ナイロンつまみを持って引っ張り出しているところ。試した限り強度も問題ない

 気をつけたいのは、すべてのシガーソケットにおいて、キャップを閉められるわけではないことだ。例えば今回の写真撮影に使用した車では、キャップを上からかぶせる構造ではなく、シガーソケットに先端を差し込む構造だったため、残念ながら本製品を装着した状態ではキャップができなかった。

 もちろん、どうしてもキャップを閉めなくてはいけないわけではないが、見た目をスッキリさせられなければ本製品の価値は半減するだけに、車種が決まっているのであれば、構造はあらかじめ確認しておくことをおすすめしたい。

製品名発売元実売価格
超コンパクト車載充電器(Quick Charge3.0)
MPA-CCUQ03GY
エレコム1197円