本日の一品
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2つ口で電力計付きの多機能スマートプラグを使ってみた
2018年11月28日 06:00
コンセントの電源を入り切りするスマートプラグ/スマートコンセントといえば今年の春にTP-linkから登場以来、注目されてきた。そんななか、多機能なスマートプラグが登場したので、早速購入して使ってみたが、思いのほか便利だった。
購入したのはスタイルドが販売するスマートプラグ「NACP2AG」で2つコンセントがあり、別々にオンオフが制御できるというもの。しかも、リアルタイムな電力と積算電力まで計測できる多機能モノだ。機能はそのままに1つコンセントのバージョンもある。
通販サイトを見ると全く同型のものも見かけるが、今回購入したものは国内代理店がきちんとしたパッケージにしているもの。その点は非常に安心できる。しかも、日本語説明書が充実しており、使用開始から単体でのスマート動作、スマートスピーカー連係まで要点をおさえて解説している。
アプリは説明書では「iO.e」を使えとなっているが、Tuya Inc.の「Smart Life」とデザインや登録先違いのもの。ほかの「iO.e」ブランドの製品によっては「Smart Life」を指定していることもあって「Smart Life」で使っても全く同じ動作が可能だった。
「Smart Life」はソフトバンク コマース&サービスが展開を開始したスマート家電と同じもので、「Smart Life」はメーカーを超えて対応機種を増やしている。そのため、すでにSmart Lifeアプリを使っていれば、機器を追加登録するだけで使えるようになっている。
操作は単純にオンとオフだけだが、2口あるコンセントを別々に操作できる。電力計は2つのコンセントを合わせた数値になるが、電圧と電流、それを掛けたリアルタイムな電力と積算電力が計測できる。どれだけ電気を使ったかが分かるため電力の見える化にも役立つ。
許容電力も2つ口合わせて1500Wと一般的なコンセントの上限まで使えるようになっているため、使用電力が気になるオイルヒーターや、6畳用のエアコンでも大丈夫。オンオフを操作しなくても、いつでもスマートフォンで確認できる電力計として使ってもよいだろう。
なお、Smart Lifeアプリはほかのスマートプラグのアプリよりも機能が多いと思っている。Google Home、Amazon Alexaの両対応は当然として、ほかのアプリにない機能として、単体で日の出や日没、気温などの気象条件をトリガーとして動作させることもできる。他のスマートプラグは他のサービスと連係すれば可能になることも「Smart Life」アプリだけで日没で照明をオンし、日の出でオフするようなことも可能だ。
また、アプリから音声操作もできるが、自分の発音が悪いのか名称設定が悪いのかなかなか認識してくれなかった。これは、今後に期待したい。
冬を前にスマートプラグの需要は多くなると予想している。定番の加湿器のオン/オフのほか、クリスマスの屋外イルミネーションはスマートプラグで制御するとタイマーは時刻が正確。それに加えて日没や日の出で制御したりすることもできる。積算電力まで分かれば電気代の管理までできて非常に便利ではないだろうか。この冬、スマートプラグを買うなら価格や機能をよく比べて最適なものを選んでほしい。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
スマート電源プラグ2個口 | スタイルド | 3866円 |