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AI搭載スマホ用ジンバル「Insta360 Flow 2 Pro」発売、トラッキング機能が進化

 Insta360Japanは、スマートフォン用ジンバル「Insta360 Flow 2 Pro」を発表した。Insta360公式ストアや、アマゾン、楽天などの公式オンラインストアで販売されているほか、17日からは取り扱い量販店にて購入できる。

トラッキング技術

 Flow 2 Proは「Apple DockKit」をサポートしており、iPhone純正カメラアプリだけでなく、Blackmagic(スマートホイール対応)や200以上のサードパーティ製iOSアプリを使用して被写体を追跡できる。

 また、AI駆動型トラッキング技術「ディープトラック4.0」を搭載している。これはInsta360アプリで利用できる。

 新機能「アクティブズームトラッキング」では、移動する被写体を追跡しながら最大15倍までズームインできる。また、複数の人物をリアルタイムで追跡し、グループ全体を画面内の中央に映し続ける機能が搭載されている。

 さらに「360度無限パントラッキング」で、制限なく回転しながら、動きの速い被写体を中断せずに追跡できる。

フレーミング

 内蔵のAI機能「プロフレーミンググリッド」では、あらゆるショットを黄金比構図で捉えることができる。Insta360アプリで撮影する場合、9つあるグリッドのうちのひとつをタップするだけで、ジンバルが自動的に被写体の位置と構成を分析してより良い映像を作り出すという。

 「フリーティルトモード」では、クレーンショット、ティルトショット、またその組み合わせが可能。

その他機能

 Flow 2 ProはApple Watchまたは別のスマートフォンから遠隔操作が可能。また、アングル調整可能なミラーを内蔵し、スクリーンなしでも自撮りでフレーミングできる。

 「Dolby Vision」と「Apple ProRes」をサポートしている。また、「テレプロンプターモード」で、撮影やライブ配信のワークフローにスクリプトを直接入れ込むことが可能。

主なスペック

 装着可能なスマートフォンは幅64~84mm、厚さ6.9~10mm、重さ130~300g。ジンバル本体の大きさは折りたたみ時で97.9×178.4×36.7mm、展開時で121.1×282.1×54mm。重さは約357g。内蔵の自撮り棒は210mm。内蔵の三脚は長さが最長94㎜、直径が最大204mm。

 バッテリー容量は1100mAhで駆動時間は最大10時間。接続はUSB Type-Cで、Bluetoothバージョンは5.0をサポートする。