てっぱんアプリ!
災害に備えて、子供や両親にも使わせたい「東京都防災アプリ」
2024年4月19日 00:01
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
人も建物も多い東京では、ひとたび災害が発生すれば都市インフラが麻痺する可能性が高い。いざという時のためにどう備えておけばいいのか、被災したときに何をすればいいのか、それがわかるのが「東京都防災アプリ」だ。ひらがなを多用するモードや文字を大きめにしたモードなどが用意されており、子供やお年寄りも利用しやすくなっている。
緊急時の持ち物リスト、防災マップ、街づくりゲームも
「東京都防災アプリ」は、東京都内に住む、または通勤・通学する人に向けた防災・減災のためのアプリ。東京都や登録した市区における災害関連の情報を知ることができるほか、防災の知識が得られるハンドブック「東京くらし防災」と「東京防災」のPDF版をスマホ上で閲覧できるようにもなっている。
万が一の事態に備えるための機能もいくつか用意されている。たとえば普段から備蓄しておくべきもの、避難時に持ち出すべきものなどの候補を一覧し、そのなかから実際に用意したものを登録していく「チェックリスト」や、災害発生時の避難経路をあらかじめ歩いて確かめられる「避難シミュレーション」などがある。
他にも、地図上に緊急避難先の施設を表示したり、災害リスクのあるエリアを色分けしたりできる「防災マップ」機能、街づくりシミュレーション風のゲームをプレイしながら防災について学べる「防災シティ」などのコンテンツも用意されている。都内で暮らす人には必携のアプリだ。
UIが最適化されるキッズモードとシニアモードを搭載
ただ、防災・減災を図るには自分1人だけ備えていればいい、というわけではない。特に学校に通う子供や、離れて暮らす両親も、同じように日頃から防災意識を高めておくことが理想的だ。そのために、本アプリでは子供や高齢者に適した画面モードに変更できる仕組みにもなっている。
画面モードはアプリの初回起動時に設定できるほか、トップ画面最下部にある「キッズモード」と「シニアモード」のボタンから切り替えることもできる。キッズモードにするとアプリ内の文言が平易な言葉遣いになり、トップ画面のコンテンツの並びもゲームなどとっつきやすいものが優先的に表示される。シニアモードではトップ画面の文字が大きく読みやすいものになり、レイアウトがシンプルなものとなる。
さらにメニューの「言語設定」では、通常の「日本語」のほかに「やさしい日本語」を選べるようにもなっている。これを選択すると、現在のモードにかかわらずふりがな付きの日本語で文言が表示されるようになるので、子供や日本語に不慣れなユーザーの助けになるだろう。家族みんながそれぞれで災害に備えるために、ぜひともインストールしておきたい。