てっぱんアプリ!
GoogleのAIツール「Gemini」の始め方
2024年4月12日 00:01
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
Googleがこれまで提供していたAIチャットツール「Bard」は、「Gemini」という新しい名称に変更になった。Webベースだったサービスもアプリ化されたので、端末からより利用しやすくなっている。ここではそのGeminiの始め方を解説しよう。
なお、現在はGoogleがユーザーに向けて順次Geminiを有効化していっているためか、人によってはまだ利用できない場合もある。しばらく待てば使えるようになるはずだ。
iPhoneは「Google アプリ」、Androidは「Google アシスタント」から
iPhoneなどのiOS端末では、Geminiは「Google アプリ」から利用できる。アプリを起動後、画面上部のタブに星のようなアイコンが表示されていればGeminiを有効化できる。アイコンをタップしてGeminiにアクセスしよう。
Android端末では、「Google アシスタント」アプリから「Gemini」アプリに切り替える形になる。Google アシスタントを起動するとGeminiに切り替えるかどうかを確認されるので、画面の指示に従って操作すればOKだ。
もし確認画面が表示されない場合、またはいったん切り替えをキャンセルした後に設定したくなった場合は、Google アシスタントの設定画面から手動で切り替えられる。
アシスタントを起動して音声入力の待機状態になったら静かに待ち、タイムアウトしたらプロフィールアイコンから設定画面を開く。最下部までスクロールして「Google のデジタル アシスタント」という項目があれば、そこから切り替え可能だ。
有料版は2TBのクラウドストレージ付き、画像生成は英語で
Geminiは無料で使えるバージョンのほか、高度な処理を行なえる有料版の「Gemini Advanced」も用意されている。月額2900円だが、Google One(Google ドライブ)が2TB分使える特典もあるのでおトクだ。
Geminiの利用方法は、無料版も有料版も、基本的に以前のBardと変わらない。メッセージ入力してAIに指示し、回答を受け取るという流れだ。一般的な質問、文書の下書きやメール文面の作成、プログラムコードの生成などに活用できる。
画像の分析や生成にも対応しているが、日本語では正しく処理されないことがあるため、英語で指示した方が無難だ。英語が苦手でも、Geminiにいったん日本語から翻訳させて、それをプロンプトとして利用すると良いだろう。
また、有料版ではGmailアプリなどから直接GeminiによるAI機能のサポートが受けられるようにもなっている。が、こちらも現在は英語環境のみ。日本語への早期の本格対応に期待したい。