ニュース

「Chromebook Plus」で生成AIの新機能、Geminiや「編集マジック」も

 グーグル(Google)は、Chromebook PlusにおけるGoogle AIなどを活用した新機能を発表した。また、Chromebookについても、新機能を追加する。

Google AIが文章や壁紙画像を生成

 「Help me write」と呼ばれる新機能では、指定されたテーマに合わせて文章を生成するほか、既存の文章を短縮したり、言い換えたりすることができる。

 AIが壁紙やビデオ通話のバックグラウンド画像を生成する機能や、Googleフォト上で画像内の物体の位置や大きさを変えられる「編集マジック(Magic Editor)」と呼ばれる機能が追加される。

 また、ホーム画面上には、AIチャットボットGeminiのアイコンが登場する。

 さらに、Chromebook Plusの新規購入者には、Google One AI Premiumプランの12カ月間無料体験が特典で付与されるとした。本プランでは、Gemini Advancedや2TBのストレージの使用が可能となっている。

Chromebook共通では、タスク管理やゲーミングの新機能

 すべてのChromebookに追加される新機能も紹介された。

 セットアップの際には、AndroidスマートフォンからQRコードを読み込むことでWi-Fiやグーグルアカウントの認証情報が共有される。

 また、「Google ToDo リスト」を使用すると、同期しているすべてのデバイスからタスク管理が可能となる。

 さらに、既定のアプリから行った画面録画が、GIF形式で保存される機能や、簡単にゲームのプレイ内容を共有できる機能「Game Dashboard」が追加される。

今年中には、ハンズフリー操作の新機能も予定

 年内に追加予定の機能もあわせて紹介されている。

 Chromebook Plusでは、右クリックでGeminiがWebサイトやPDFを要約する機能が追加されるとした。

 また、複数デバイス間の同期を強化し、スマホのChromeで閲覧していたページをパソコンで継続して閲覧できる。

 「Focus」と呼ばれる機能では、タイマーで時間を設定し、Google ToDo リストから終わらせるべきタスクを選択、そしてYouTube Musicのプレイリストを設定すると、Chromebookが自動的にサイレントモードをオンにし、進捗がカウントダウンされる。

 さらに、メールの作成および送信や、Webサイトのブラウジングなどをハンズフリーで操作できる機能が開発中であるとした。