てっぱんアプリ!
あなたの声を合成音声にするアプリ。「コエステーション」でプレゼン成功率もアップ!?
2022年8月5日 07:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
お礼を言いたいときなんかは、文字で送るより声で相手に伝えたい。けれど、なんとなく自分でしゃべるのは恥ずかしい。もしくは、人前だとどうしても緊張してしまって滑舌良くしゃべれない。そんな不安がある人に、もしかしたら「コエステーション」が大きな力になってくれるかも。
10個の例文を吹き込むだけで自分に似た合成音声が完成
「コエステーション」は、自分の声をもとにした合成音声を手軽に作り出せるアプリ。最初に例文をいくつか読んでスマートフォンに吹き込むだけの簡単な手順で合成音声のデータが作成され、その後は入力したテキストの内容を自分によく似た声で読み上げることが可能になる。2018年にiOS版がリリースされていたが、Android版も2022年7月に登場した。
準備に必要な吹き込む例文の数は、どれくらい自分の声に似せたいかによって変わってくる。最少の「レベル1」は10文で、数分もあれば完了する。それだと自分の声にあまり似ていないように感じる場合は、計50文吹き込む「レベル2」から200文吹き込む最大の「レベル5」まで、時間の許す限り多くの文章を吹き込むのがおすすめ。吹き込んだ後、合成音声の作成を開始すると数十分から数日で処理が完了し、合成音声を利用可能になる。
性別や年齢、感情、抑揚の大きさなどの調整もOK
合成音声ができあがった後は、自由に入力したテキストの内容をしゃべらせることができる。が、自分そっくりの声だけでなく、性別や年齢、明るさ・硬さといった声質を変化させてしゃべらせることも可能。さらに喜び・怒り・悲しみのような感情を付加したり、話す速さ、声の高さや太さ、抑揚の大きさという読み上げ方のパラメーターも調整できる。
作成した読み上げ音声はクラウドにアップロードされ、そのリンクをTwitterやFacebookに投稿したり、クリップボードにコピーしたりしてシェアできる。誰かに声でメッセージを届けたいときに便利だろう。
ちなみに、クラウドにアップロードされた音声データを直接取り出すのは少し手間なので、アプリ上で読み上げのプレビュー再生をしているときに別途録音機器などを使って録音すればデータ化しやすい。動画のナレーションにすることも、あるいはプレゼン資料説明用の音声にすることもできるだろう。オンライン会議でうまく使えば、しゃべるのが苦手でもわかりやすく相手に伝えられるかもしれない。