スタパ齋藤のApple野郎

ワコムのペンタブアクセサリーがまさかの「13インチiPad Pro(M4)」で大活躍した話

 ワコムの有機ELペンタブレット「Wacom Movink 13」。13インチの有機ELディスプレイを採用したペンタブレットで、画面に直接ペンで描けるという製品だ。今年の1月に購入し、オモシロがりつつ使用中。

ワコムの超薄・有機ELペンタブレット「Wacom Movink 13」。Movinkはムービンクと読む。大きさは横319.5×縦205.2×厚さ4~6.6mm。※画像はAmazon販売サイトより抜粋
こんな感じで使っている。下に見えるダークグリーンのものは、ノートPC/タブレット用のやや硬めのソフトケースで、Wacom Movink 13が入る。ケースのフタ部分を立てるとWacom Movink 13を傾斜させて置ける台座にもなる。
超薄(厚さ4~6.6mm)で重さ420gなので、タブレットスタンドなどに立てて保管できる。

 快適に使える超薄液タブ(正しくは有機タブ?)だが、使っているとやはり「しっかりしたスタンドで傾斜させて使いたい」と思ったり。画面を見ながらそこに描くので、ある程度角度をつけて見やすい状態で使いたいし、描いているときの安定感も欲しいニャ、と。

 そこで買ってみたのが「Wacom Movink用アクセサリーパック(SET-WacomMovink-Accessory)」というアクセサリーのセット。最初は「Wacom Foldable Stand(ACK652Z)」というWacom Movink用スタンドを買おうと思ったのだが、上記アクセサリーパックにはスタンドのほかWacom Movink用ケースと小物入れが付属していて、それぞれ便利そう。

 なのでアクセサリーパックのほうを購入。お値段2万4200円だが、まあワコムのアレコレはみんな高いし、純正品だから間違いなさそうだし、いいや、と。

 で、品物が届き、意外だったのが「13インチiPad Pro(M4)」にも役立ったということ。スタンドとケースが役立つのであった。

Wacom Movink用アクセサリーパックの使い心地は?

 まずWacom Movink用アクセサリーパックについて。ペンタブレットのWacom Movink 13用のアクセサリーのセットで、内容物はスタンドとケースと小物入れだ。

 Wacom Movinkと組み合わせて使ったとき、「さすが純正~」と喜べたのが「Wacom Movink Tablet Sleeve(ACK55200Z)」と呼ばれるケース。ペンタブレットのWacom Movink 13がピ~ッタリ収まる!

Wacom Movink 13がちょうど収まるケース。ケースの上と横の1辺ずつが開き、開口した端を伸縮ベルトで留めるタイプ。ケースはセミハード素材で、画面保護に十分役立つという感触。
Wacom Movink 13がピッタリ入り、厚みがないので携帯性も良好。手軽に出し入れできるので、Wacom Movink 13の室内保管にも便利だ。

 それからスタンド。「Wacom Foldable Stand(ACK652Z)」と呼ばれるスタンドで、折りたたみ式。Wacom Movink 13を20°の角度で傾けられる。

「Wacom Foldable Stand(ACK652Z)」は重さ200gの折りたたみ式スタンド。ケース付きで持ち運びしやすい。
展開した様子。チルト角度は20度固定。
Wacom Movink 13を乗せた様子。安定性が非常によく、Wacom Movink 13が滑ったり揺れたりすることはまずない。

 このスタンドいいっすわ~。まあほかのスタンドでも代用できそうだが、作りがよく、頑丈で、専用品だけあってWacom Movink 13と完璧にマッチする。携帯性もバッチリ。

 そして小物入れ。「Wacom Rollup Case(ACK45215Z)」と呼ばれるケースで、ペンやケーブルなどの小物をまとめて入れられる。

「Wacom Rollup Case(ACK45215Z)」はストラップを巻いて閉じるタイプのケース。
ケーブルなどが入るポケットとペン用ポケット×2がある。

 これは……まあ、あったらあったで使うかな、的な? 作りは悪くないし、Wacom Movink 13の場合は外に持ち出して使うとなるとケーブルとペンも携帯するので、拠点を変えてWacom Movink 13を使う場合は便利だと思う。のだが、モバイル小物を入れる市販ケースなど、ほかにも選択肢があると思うので、必須ではない感じ。

スタンドもケースも13インチiPad Pro (M4)で使えてしまう~

 最近は13インチiPad Pro(M4)も愛用中。お絵描きアプリを多用している感じで、たとえばクリスタを使ったり、あるいはibisPaintで写真からマンガの背景を作ったり。お絵描き・マンガ作成系の最近のアプリ、時短・効率化系の機能がスッゲく進化していて楽し頼もしい!

「マンガ描いてみよう!」と思ったが、「マンガってやっぱり背景が大変だよな~」とも思って調べてみたら、ibisPaintを使えば写真からモノクロマンガ背景を手軽に作れることがわかった。実際に使ってみたらほんの数ステップで写真が背景に! そうか、これなら背景のモトをAIで生成して、そこからibisPaintで……とワークフローが見えてきたりして愉快。

 さておき、前出のWacom Movink 13用のアクセサリー類が、だいたいほぼほぼ13インチiPad Pro(M4)でも使えるのであった。って、同じ13インチのタブレットだから、まあ、ネ。

 まず「コレはイイ!」と思ったのがWacom Movink 13用スタンド。「これって13インチiPad Pro用スタンド?」と思うほどピッタリとマッチする。

前出のWacom Movink 13用スタンドに13インチiPad Pro(M4)を置いた様子。Apple Pencilでお絵描き系アプリを使うのにちょうどいい!

 スタンドとしては角度20度固定だが、iPadでお絵描きするには快適だ。13インチiPad Proを乗せた状態で非常に高い安定感があり、iPadが滑ったりズレたりすることはまずない。

 ちなみにこのスタンド、傾斜角度は20度固定であるものの、左右の幅はかなり自由に変えられる。開き方を狭くできるので、より小さなタブレットを置くこともできる。iPhoneを縦位置で置くこともできた。iPad mini+Apple Pencilでお絵描きしている人にもけっこうオススメな感じ。

 それからWacom Movink 13用ケース。13インチiPad Pro(M4)用ケースとしてだいたい流用できた。

前出のWacom Movink 13用ケースに、薄いケースに入れた13インチiPad Pro(M4)を入れた様子。iPadの長辺が1cmほど出てしまうが、まずまず使えるという感じ。

 ケースからちょっとiPadがはみ出してしまうわけだが、ケース自体の薄さ軽さがナイス。画面保護性能もそこそこ高い。……考えてみれば、こういう極薄ケースって……使ったことなかったかも。

 といった感じで、13インチのiPadにも使えたWacom Movink 13用ケースとスタンド。とくにスタンドのほうは非常にイイ感じなので、13インチiPadなどで描画する人はぜひチェックしてほしい……けどiPad用のスタンドではないので、そのあたりはお含みおきを。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。