スタパ齋藤のApple野郎

iPhoneにタブレットにピッタリ、サンワサプライの小型USB Type-Cハブがスンゲく便利だった

 たま~に、iPhoneやiPadで「する必要」が出ること。たとえば有線イヤホンをつなぐ必要があるとか、USBメモリの内容を確認したいとか、デジタルカメラから抜いた画像入りSDカードの中身を確認したいとか。

 手持ちのiPhoneやiPadは、USB関連機器などをUSB Type-C接続できる。だが、手持ちのイヤホンとかUSBメモリなど外部機器全てがUSB-C接続できるわけではないので、USB Type-Cタイプの複合機能ハブがあると便利かも、と。まあ、たま~に必要になる程度なのだが。

 そこで小型のUSB Type-Cハブを購入した。サンワサプライの「400-ADR339GM」という5-in-1のUSB Type-C接続のハブ。実際に手にしてみたら、思ったよりイイのであった。

サンワサプライ「400-ADR339GM」は5-in-1のUSB Type-C接続ハブ。直販価格は2980円。
大きさは約幅7.66×高さ3.9×厚さ1.21cm。重さは約26g。小さっ! 軽っ!

 あ~ら小さい! でもアルミ外装で放熱性ありそう。USB Type-C接続のハブだが、USB Type-Cコネクター部が少し長めで端末に挿しやすい。接続口は、SD/microSD(排他利用)、USB Type-A、USB Type-C(PD)、3.5mmステレオミニジャックの5つ。

薄いケースに入れたiPhone 16 Pro Maxに接続。なにこのピッタリ感!
Google Pixel 9 Pro Foldにつないで。こちらもピッタリ。やや厚めのケース入りだが問題なく接続できた。
iPad miniに接続。この端末でもハブをよく使いそうな予感。
13インチiPad Pro (M4)に接続。ハブはたぶんこの端末で多用しそう。多用と言っても、たま~に、だが。

 端末へのフィット感は上々だが、やはりハブの各ポート利用時にUSB Type-Cポート・コネクターに負担がかかりそうではある。なので、短いUSB-C延長ケーブルと組み合わせて使おうかな、と。

ツカエる~! 各ポートを同時に利用できて便利~!

 ひととおり使用してみると、「ふぅ~ん、便利だネ!」という印象。USB Type-Cハブとしてのスペックなどは直販サイトの製品ページをご参照いただきたい。SD/microSDスロットは排他利用だが、ほかは同時利用できる。

手前には、3.5mmステレオミニジャック、USB Type-Aポート、SD/microSDスロット(排他利用)がある。3.5mmステレオミニジャックのところはヘッドセットのアイコンが描かれているが、3極なのでマイク非対応だと思われる。
右側にはPD100W対応(デバイス充電用)のUSB Type-Cポートがある。USB Type-C対応のSSDを接続してみたところ、とくに問題なく動作した。USB Type-Cポートとして使う場合の最大速度は5Gbps。

 という感じなので、たとえばスマートフォンやタブレットやPCを充電しながら、ハブ側ポートにイヤホン、USB-AタイプのUSBメモリ、SDカードを挿し、音楽を聴きながらSDカードからUSBメモリにファイルをコピーしたりできる。まあ、そんなこと、たぶんたま~にしかしないが。

有線イヤホンで音楽を聴きながらSDカード・USBメモリの内容を確認したり、SDカード・USBメモリ間でファイルをコピーしたりできる。

 実際に上記のようなコトをしてみると、「ハブだからできて当然」って感じではある。なのだが、ホントにヤッてみると、地味に「へぇ~、USBハブってこういうコトできるのか~、スマートデバイスでこういうコトをサクッとできるの凄いニャ」とか思ったりする。

13インチiPad Pro(M4)と一緒に携帯しよう……かな?

 5月に13インチiPad Pro(M4)を買った。「13インチのiPadをMacの液タブとして使ってみたい~」的な好奇心で。現在は主にお絵描き端末として使っている。

13インチiPad Pro(M4)で、iPad版のイラスト・マンガ制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」(通称「クリスタ」)を使ったりしている。Apple Pencil Proと組み合わせて使用中。

 で、13インチiPad Pro(M4)でSSDを使いたいと考えていた。ただ、13インチiPad Pro (M4)はケースに入れて使っていて、用途に応じてケースを換えたりもする。ともあれ、ケースに入れていると、13インチiPad Pro(M4)に手持ちのスティック型SSDを挿せないのであった。

 スティック型SSDには、やや古いお絵描き画像とか、合成用の背景やパーツなどの画像を保存している。アップスケールして保存していて、かなりのファイルサイズがある。

 なので、PCのドライブやクラウドなどの容量を圧迫しないよう、SSDに保存しているというわけだ。また、その画像はたま~に使ったり参照する程度なので「SSDに入れときゃいいや~」という投げやりさもある。

やや古いスティック型SSDを数本使い、画像を保管している。数本使っているのは、このSSDについて「使用容量が多くなると書き込みが極端に遅くなる」というユーザーレビューを見たから。じゃあ画像カテゴリー別にSSDを用意して、画像を分散させて、SSD容量を圧迫しないようにしましょう~、と考えたのであった。

 スティック型SSD上の画像は「たま~に参照したり使ったりする」程度。なのだが、たま~に、急激かつ最強に参照したり使いたくなったりする。でもそのためだけに13インチiPad Pro(M4)からケースを外したりするのは面倒。

 USB Type-C延長ケーブルや延長プラグの類は持っているのだが、これもケース装着状態の13インチiPad Pro(M4)に挿せない。だからといって、ちゃんと挿せる延長ケーブルや延長プラグを探す……ほどは必要性を感じない。

 なので、たま~に「あの画像を参照したい・使いたい」となったら、後でその画像だけをSSDからクラウドにコピー。その後に13インチiPad Pro(M4)で見たり使ったりしている。

必要な画像をiCloudにコピーしたあと、13インチiPad Pro(M4)で表示した様子。背景とかモブ的人物とか小物を手にした画像とか、いろいろ。マンガ的なものをクリスタで作成中で、13インチiPad Pro(M4)でその作業をするとラクということがわかってきた。

 でも……前出のUSB Type-Cハブは、ケース入りの13インチiPad Pro(M4)でもちゃんと挿せて各ポートが機能する。そしてUSB Type-CハブにはUSB Type-Cポートもある。じゃあケース装着状態の13インチiPad Pro(M4)に、USB Type-Cハブ経由でSSD挿せるはず。試したら挿せた。SSDも機能した。

前出のハブ経由で13インチiPad Pro(M4)にSSDを挿せた。

 そうかこのUSB Type-Cハブがあれば……あとSSDを携帯していれば、いつでもどこでも13インチiPad Pro(M4)で画像を参照・利用できるのかぁ~、と。iCloudにいちいちコピーする手間もなくなるのかぁ~、と。ソレって便利で愉快かも~、と。

 じゃあこのタイミングでより大容量のスティック型SSDを買い、数本のSSDに分けて入れていた画像類を一本化! USB Type-Cハブとセットで持ち歩いて「いつでもどこでも13インチiPad Pro(M4)で過去画像参照計画」を推進させてゆきたいッ!!!

スティック型SSDを携行できるケース。以前に買ったものだ。
試しに使用中のスティック型SSDと前出のUSB Type-Cハブを入れてみたら……ピッタリ!

 というハコビで、使用中のSSDより小さくて大容量のスティック型SSDを探し始めた俺であった。……なんか、いつも、こういうふうにガジェット購入の連鎖が続いているような気がする。

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スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。