スタパ齋藤のApple野郎
ケーブルをまとめて机スッキリ! アンカーの二股USB-Cケーブルがやっぱり便利だった
2025年3月19日 00:00
あっ、気付いたら、USB-Cケーブル、長いのと短いのしか持ってないっぽい? 2mくらいのと、20~30cmくらいのばかりある。
というコトで1mくらいの買おうかニャ~と探して見つけて「えっ!? こんなのあるの?」と思ったのが、「Anker USB-C & USB-C ケーブル(2-in-1, 140W)1.2m」。二股のUSB-Cケーブルだ。
長さもちょうどいいし、試しに買ってみたら……意外にも! イロイロとイイのであった。
たとえば携行するケーブルを減らせる。USB-PDなどの急速充電にも対応する。ケーブルの作りもけっこう頑丈。長さもちょうどイイ感じ。
最初「データ通信はUSB2.0の速度だし、ちょいお値段高い?」と思ったが、充電用のケーブルとして便利なのであった。というわけでこのケーブルについて、軽くレビューしてゆきたいッ!!!
最大140Wで充電できる二股ケーブルだが、細かい条件・仕様にチョイ注意
Anker USB-C & USB-C ケーブル(2-in-1, 140W)1.2mは、前述のとおり二股のUSB-Cケーブル。データ転送にも対応するものの、速度は480Mbps(USB2.0)なので、まあ充電用ケーブルと考えたほうがいいかもしれない。
充電はUSB-PD(Power Delivery)に対応し、デバイスを1台だけ充電した場合の対応最大出力は140W。また、PD-PPS(Programmable Power Supply)にも対応する。PD-PPSはPDの拡張規格で、PDよりも細かく給電量を調整可能なので、効率的かつバッテリーに負担をかけにくい充電を行える。
ただし、このケーブルにはいろいろと使用時の条件がある。たとえば2台のデバイスを同時に充電した場合はPD-PPSに対応しないとか、先につないだほうの端末がより高い出力で充電されるとか、データ通信ができるのはケーブル両端にそれぞれデバイスを1台だけつないだ場合だけとか、細々と。そのあたりはこのケーブルの製品紹介ページをご確認いただきたい。
なお、つなぐ端末の組み合わせにおける出力は、以下の出力表のとおり。だが、端末側の電池残量などにもより、常にこの最高値が出るわけではないので、参考値として見ておいたほうがよさそうだ。
使った感触から言えば、普段はフツーに便利。そこそこ出力の高い充電器を使っていれば、1本のケーブルで2台の端末を同時に充電できる。まあそう使うためのケーブルだし。
ただ、PD充電対応のノートPCや大容量モバイルバッテリーなどを急速充電したい場合は、素直に高出力対応のUSB-Cケーブルを使ったほうが混乱がないのかな、と。前述のとおり「先につないだ端末に高い出力で給電する」という仕様もあることだし。
これまで2本だったのが1本で済むのはやっぱり便利~
使用条件にチョイ注意とかPD充電対応のノートPCなどを充電する場合はこのケーブル使わないほうが混乱がないとか書いた。のだが、俺の場合、このケーブルを多用しまくりなのであった。
理由は、単純に2本のケーブルを使うよりも1本の二股ケーブルを使うほうが手間が省けるから。あと、よりスムーズに充電できるから。ツイデに机上を這うケーブルが減るので、机の上がスッキリする。
2本のケーブルで2台の端末をそれぞれ充電する場合、充電器にケーブルを2本つないで、それら2本のケーブルにそれぞれ端末をつなぐ。ケーブルのUSB-Cコネクターを、4回挿すことになる。二股ケーブルだと3回挿すことになる。
1回少ない、だけ、なのだが、ミョーに快適に感じる。あと、端末1台に1本のケーブルを使っていたときは「あっ2台充電するんだった」ともう1本ケーブルを出してくることがあった。二股ケーブルだとそういう手間もない。
それと、当然だが、このケーブルを携行していると「あ、2台充電したいけど……まあ順に充電すればいいか」的な小さな鬱憤もない。端末2台持ちの俺の場合、たまーに出先で2台の端末を同時に充電したくなるが、たまーになので、2本のケーブルのうち1本は「ちょっと邪魔な予備ケーブル」となりがち。この二股ケーブルを1本持っていけば「1本2役だから」という納得感もある。
出先でも自宅でも、2台のデバイス充電時の「ケーブルがちょっと邪魔」という鬱憤も減った。デバイス周辺には1本ずつケーブルが這うが、充電器からは1本ケーブルが出ているだけでスッキリ。充電器のUSB-Cポートもひとつ空きができて都合がいい。
あとこのケーブル、表面は編み込みのナイロンで手触りがよく汚れにくい感じ(黒だと/白は汚れそう)。また1万回の折り曲げにも耐えるそうだ。ツイデにUSB-Cコネクター部もケーブルを包むような形状。全体的に頑丈な感じで、気楽に携行できるのもイイ。
ひとつ残念に思うのは、二股側ケーブル根元についている、回路が入っていると思われる箱的な部分。これがけっこう邪魔な感じなのだ。この箱的な部分、もうちょっと薄く細く小さく……っていうか、この箱が無かったらなぁ、と。そう思う理由は、ケーブルを巻いたとき、この箱のおかげで「まとまりにくい」のだ。
という感じで、ちょっと文句があったりもするのだが、総じて便利なAnkerの二股USB-Cケーブル。マジで便利なので、もう1本、今度は白いほうのケーブルを買ってゆきたいッ!!!
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