スタパ齋藤のApple野郎

iPhoneを買ったら貼るぜガラスフィルム! なにコレすごい引っ張るだけ!! な一品を見つけたゾ

 新しいスマートフォンを買うと毎度「わーい!」と嬉しい。だが、同時にちょっとした不安と鬱憤と、もしかしたら生まれるかもしれない挫折感を想像して、なんか気分が下がる。

 それは「画面保護フィルム貼付」という儀式が待っているからだ。まあ画面保護せずとも大丈夫っちゃぁ大丈夫だが、万が一に備えて画面保護フィルムは貼る派である。ここのところ使っているのは、いわゆる「ガラスフィルム」ってヤツだ。

画面保護用のガラスフィルムの例。ガラスでないフィルムと違い柔軟性はほとんどないが、そのぶん表面の強度が高く、指で画面操作したときの感触も良好であることが多い。登場当初は高価だったが、現在は手を出しやすい価格帯になってきた。

 前述の「画面保護フィルム貼付」という儀式、毎回緊張する。俺の場合はガラスフィルム派だが、ガラスフィルムって貼るのに失敗(斜めだとかホコリが入ったとか)すると、剥がすのがちょっとタイヘン。ガラスでない柔軟なフィルムなら、端にテープを貼ってテープごとめくって剥がせたりするが、ガラスフィルムはそういう簡単さでは剥がせない。

 それもあって「ガラスフィルム貼りは一発で成功しないとメンドクサーい!」と考えており、「よーし貼るぜ貼るぜガラスフィルム貼るぜ!!! 一発で成功させるゼッ!!!」と気合が入ると同時に緊張しプレッシャーがかかり失敗したらヤだなーという不安&鬱憤がたまるのだ。

 また貼付前の下準備も必要。事前に掃除してホコリを除去。そこからフィルム貼付直前まである程度時間をあけてなるべく動かずに、空中を舞うホコリを減らす。風呂場でやるとイイって話もあるが、まあ、そこまでしなくてもいいかな、とか考えている。

 それとガラスフィルム貼付当日は力仕事をしないのがいいと思う。わりと繊細な作業なので、その前に力仕事とかしちゃうと指先がプルプル震えたりする。その指の震えが脳にフィードバックされ「やべぇ失敗するかも緊張し過ぎてるかも」と思って震え倍増、みたいな。

 ともあれイロイロ整えたらいざ貼付! いくぜガラスフィルム! 一発成功祈願!

ウェットシートで画面の汚れを落として、ドライシートで湿り気を除去し、シール的なアレを使って(ホコリが目視できなくても)ホコリをひととおり吸着して、間髪入れずにフィルムを貼付!

 そして成功……してねえ!!! 微妙に斜めってる!!! あーもー!

 端っこをテープで引き上げつつ、ガラスフィルム端下にカッターナイフの刃をちょっと入れて持ち上げ……よしガラスフィルム剥がし成功!!! 間髪入れずに(一休みしたりするとホコリ入っちゃいますし)再貼付!!!

 そして成功……してるかナ? あー、超小さいホコリ入ってるー! あーもー!

 だが最近の画面保護フィルムは粘着層がやや厚いのか、1日経つとホコリが粘着剤に包まれて見えなくなったりする。

 ……という感じで、画面保護フィルム貼りに一喜一憂しつつ作業的にも疲れつつ一連の儀式を行う。そして貼付成功! ってなっても、そんなにこー「見た目的な達成感」はないのである。透明で画面と同化して見えないし。たまーに端末を落とすなどしたときに「あっ!!! ……でもガラスフィルム貼ってたし」と安堵できる程度。

 なんかも~投じた努力とかに対する、達成感的な見返りが少ないのである。あーヤな作業! と思っている。画面保護フィルム貼付なんて大嫌い!

なにコレすご~い! 引っ張るだけで完璧にガラスフィルムが貼れる!

 前述のように画面保護フィルム貼付作業が嫌いなので、なるべく手軽に貼れるガラスフィルムを使うようになった。ご存知かと思うが「枠付きタイプ」のガラスフィルムだ。端末の画面サイズの枠が付属しており、枠を画面にはめ、その枠に沿ってガラスフィルムを落とし込むようにセットすると、正しい位置に貼れるというタイプですな。

 ただ、それでもうっかりホコリが入ったり、枠によっては微妙に前後や左右がズレたりすることがある。でもまあ全部手動でやるよりずーっとラクだし、失敗するケースが激減した。ちょっとお高いんだが、まあ実用的。

 「iPhone 15 Pro Max」を買ったときも「今回も枠付きガラスフィルム使おう~」と、いつも使っているような枠付きフィルム製品を探した。すると……。

 なんかスゴそうなのを発見。Amazonで売られているTORRASブランド品だが、ガラスフィルム貼付方法のイメージに「100%成功」「静電気で二次除塵を実現」などと強気なアピールがなされている。「えー100%とか書いちゃってイイの~?」みたいな。

画像はAmazonの製品ページから抜粋。

 ↑コレ。「画面に嵌め、ゆっくり引き上げば、一発成功」と書いてある、「れ」が抜けてるが。あと「引き抜けば」ってことだと思うが。にしてもスゴいのかもしれないコレ。

 なお、俺が買った価格は2618円。ガラスフィルム2枚入りで枠付きなら、まあ納得できるかナ、的なお値段だった。

 ちなみに、この製品、ブラックフライデー価格は過去価格3080円から15%割り引きで2618円となっていた。ワーオ! ブラックフライデーのブラ~ックマジック!

 さておき、実際にこのフィルムを使ってみたら、スゴかった。ホントに一発で成功! 上の画像の枠をiPhoneにかぶせてはめたら、PULLと書いてあるベロをゆっくり引くだけでガラスフィルムが画面上に着地する。あとはガラスフィルム表面をていねいに擦り、画面とフィルムの間の空気を抜いていけばいい。

実際の製品。オレンジ色の枠をiPhone画面にはめ、下に出ているオレンジ色のベロをゆっくり引くだけ。カンターン! フィルムは2枚入りだった。

 なにこの手軽さ! 素晴ら……あーっ! やや大きめな感じのゴミが1個挟まってる! どう押してもゴミとその周囲の空気が消えないーっ! んーっ、もう!

 大喜びした直後の大落胆。やる気が全消失したので、とりあえず電池が切れそうなiPhoneをMagSafe充電。1枚目をムダにしたが、あとで剥がして再貼付か、2枚目を貼ればいいかなと一休みした。

 そして1時間くらいして、やる気が回復。はいはい、じゃあ1枚目のフィルム剥がしてホコリ除去を試みて、再貼付を試みて、失敗したら2枚目を使いましょう~、とiPhoneをMagSafe充電台から外して画面を見てみると……。

 あああぁーっ! ホコリが消えている! 気泡も消えている!

 もしかすると、iPhone充電時に発せられた熱で、ガラスフィルムの粘着剤が柔らかくなり、ホコリが粘着剤に包み込まれつつ、気泡も外に出た、の、か? まったく別のテクノロジーによりホコリと気泡がなくなったのかもしれないが。

 ともあれ最終的に大成功! かかった手間も僅少! 次回もこのTORRASブランドのを使おうと心に決めた俺なのであった。

Apple Watch Ultra 2用にも楽勝で貼れるガラスフィルムが!

 現在使っているスマートウォッチはApple Watch Ultra 2。初代からの乗り換えで使用中。

 Apple Watch Ultraシリーズは、いろいろ気に入っているが、画面表面が真っ平らでカーブがないのが気に入っている。画面周囲は本体の金属シャーシに覆われているので、画面端がどこかにぶつからないのがイイ。

Apple Watch Ultraシリーズは画面表面が真っ平らでカーブがなく、画面周囲が本体の金属シャーシに囲まれている。ので、画面の端がどこかにぶつかることがほぼない。

 表面のフチがカーブしているApple Watchは、画面のフチのカーブ部分がどこかにぶつかりやすい。まあ表面の硬度は高く、そうそう傷つきはしないが、このカーブにより画面保護フィルムが剥がれやすいと感じる。カーブ部分もフィルムに覆われるわけだが、そのカーブ部分をどこかにぶつけた拍子にフィルムが剥がれたりすることがある。

 さておき、Apple Watch Ultra2にもガラスフィルムを貼付した。初代Apple Watch Ultra用に買ったものが1枚余っていたのでソレをペタリ。

 ん。うまく貼れた、一発で貼れると気持ちイ……あーっ! 微妙に上下がズレてる! 上下の微細な余白に差がある! あーあっ気付いちゃったーもうずーっと気になるぅ~あーあ!

 というモヤモヤが続くのはヤなので剥がして再貼付! あーあ、剥がした瞬間床に落としたー。そしてマーフィーの法則通り「落としたガラスフィルムが粘着面を下にして着地する確率は、予備のガラスフィルム枚数に反比例する」的な落ち方をしていた。

 じゃあ新しいの買うか。と探していたら、アラ~Apple Watch Ultra 2用にも楽勝で貼れるガラスフィルムが売られていた~!
 それはAmazonで売られているTommyBearブランド品で1599円だった。使ってみたら、これも非常に簡単に貼ることができた。

 ちなみに、この製品、ブラックフライデー価格は過去価格1599円から38%割り引きで999円となっていた。うっ割安感! 予備買おうかな! と思ったが、9月に貼ってから現在まで剥がれる予感がしなかったので買うのをやめておいた。

画像はAmazonの製品ページから抜粋。上にあるのがApple Watch Ultra画面サイズの枠で、枠内にはガラスフィルムが収められている。フィルムの粘着剤層を露出させ、Apple Watch Ultra画面に枠をはめ、軽く押せば貼ることができる。もちろん事前にApple Watch Ultra画面表面を拭くなどの処理が必要。
これが実際の製品。手にして見ると「なーるほどね」とすぐ使い方がわかる。枠付きガラスフィルム×2枚入りだった。

 スゲく便利ですわ~コレも! まあ貼る前に画面を拭いたりホコリをペタペタ取ったりする手間はあるのだが、ヒッジョーに使いやすい枠&貼付方法なので、もう後戻りできないように思う。次回もこーゆー製品で画面保護フィルム貼ろうっと!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。