スタパ齋藤のApple野郎

Apple Watchの画面保護に「あのフィルム」を約1年使ってみた!!!

俺的に最も刺さった画面保護方法はTPUフィルム式!!!

 2015年頃は「俺には合わないナ~」と思っていたApple Watch。しかし2019年にApple Watch Series 4を使ったら「コレはイイ!!!」となり、さらに2020年にApple Watch Series 6を使ったら「やっぱりApple Watchはナイス!!!」と。この5年間でApple Watchに対する姿勢がで180°変わったのであった。

 Apple Watchを多用するようになり、最も気にしたのが画面保護。そうそう簡単に傷つく画面素材ではないと思うが、使っていると何かに画面をコツンと当ててしまうことが少なくない。電子マネー決済の時もそうなりがち。「そのうち傷が付いちゃうんだろうな?」と思う。

 って、まだ傷は付いていないが。いや、前のApple Watchの画面にも傷は付かなかったが。でもiPhone 11 Pro Maxの画面、けっこう簡単に傷ついちゃったってのもあるしぃ~、やっぱり「絶対傷つかない」ってナイと思うんスよね~。

 ともあれ、そんな気分でApple Watchを使っているので、いろいろな画面保護アクセサリーを使ってきた。ケースにプロテクターにフィルムなど。

Apple Watchの文字盤のみを保護する画面プロテクター。
これはTPU製のケースで、Apple Watchの裏面以外のほとんどを保護できる。
こちらはApple Watchのサイドを中心に保護するバンパー的なプロテクター。画面プロテクターによっては、こういったバンパーと併用できるものもある。
Apple Watchまるごと収めてしまう防水ケースも使ってみた。

 ↑こ~んな画面保護グッズを使ったわけだが、結果から言うと全部イマイチであった。1番目と2番めのは、画面とプロテクターの間に水分が入ると途端にApple Watchのタッチ操作感が悪くなる。操作不能になることも。3番目と4番めのは、やはり外見的にちょっと……。詳しくは↓の記事に書いた。

 で、最終的に「これならイイ」と思えたのが、Apple Watch画面に貼る薄いTPU製保護フィルムだ。↓こんなの。

立体的なApple Watchを覆って保護することができる「3D保護フィルム」。
Apple Watch画面には3D保護フィルムを貼ってあるが、よ~く見ないとほとんどフィルムの存在がわからない。よ~く見てもわからない、ということもあるほど。

 このタイプのTPU製保護フィルム、2020年の2月から使い始めて現在に至るが、俺的にはヒッジョーにイイと感じている。ただ、このタイプが嫌いという人もいる。恐らくユーザーにマッチするしないがあるのだと思うが、以降、Apple Watch画面保護用TPUフィルムについてアレコレ書いてみたい。

すぐ剥がれちゃう? ……おっ案外大丈夫だネ♪

 現在、Apple Watch画面保護用TPUフィルムはいくつかのブランドから発売されている。ネットで「Apple Watch 画面保 TPU」をキーワードに検索すれば多々見つかる。お値段は、6~7枚セットで1000~1200円が相場だと思われる。

 中身はどのブランドの品も、だ~いたい同じ。ただし、フィルムのサイズが若干異なる場合があり、品によっては「Apple Watchの画面端ピッタリには貼れず、画面端が1mm程度保護されない」ということもある。

パッケージの中身は、TPUフィルム、画面クリーナー各種、ヘラ、Apple Watchを机上面に固定するための両面テープ的な治具。この製品はフィルム6枚入りだったが、右下の布以外は全て6つずつ同梱されていた。複数のフィルムがセットになったものを買うことをオススメする。詳しくは後述するが、フィルムの貼り方を理解しつつ作業に慣れないと「失敗しがち」だから。薄く小さいので貼り直しはほぼ不可能だと思われる。

 で、実際のこのタイプのフィルムを使って約1年が経とうとしているが、当初とはその印象がずいぶん異なる。というのは、案外頑丈なのだ。最終的に剥がれてきて、新しいフィルムへ貼り直す必要が出てくる消耗品ではあるが、「けっこー耐久性がある」という感じ。

 このタイプのフィルムを何種類か使ったが、どのフィルムも「貼った直後は四隅が剥がれがち」だ。それを見ると「なーんだ粘着力ないじゃん」と思う。でも四隅を指やヘラで何度か押さえ付ければ画面に吸着する。

 そして翌日あたりになり、フィルム四隅に触れてみるとアラ不思議。「しっかり吸着してるじゃん」と。「まあこれなら剥がれないだろう」と。そして実際に「あること」が起きなければずーっと剥がれないのだ。俺の場合、最長で3ヶ月くらい剥がれなかった。

 では、その「あること」とは何か? どうなるとフィルムが剥がれちゃうのか?

 俺のケースでは、画面に吸着したフィルムの端が「何かに強めに擦れる」と、そこからフィルムが浮いてしまう。だいたいフィルム四隅が何かに擦れて剥がれ始める感じ。Apple Watch画面が何かにコツンと当たったりしても全然大丈夫なフィルムであるが、端が擦れるとメクレちゃうんでしょうな。そして、めくれたフィルムの吸着面にホコリが付着するなどして、二度と貼り戻せなくなるのだと思う。

赤矢印の部分でフィルムが剥がれ始めている。たぶんApple Watchの画面角がどこかに擦れたのだと思われる。この例の場合、上着ポケットに入れた手をポケットから引き出す時に衣服の端に擦れたような気もする。ともあれ、このようになった後、徐々に剥がれ部分が大きくなっていく。

 フィルムが剥がれ始めると、Apple Watchの画面を見るたびに「あっ剥がれ始めたんだっけ」と気になり、小さな鬱憤が積み重なり、「じゃあ貼り替えるか」となる。というわけで消耗品なんですな、TPUフィルム。

 ちなみに、俺の場合ではあるが、TPUフィルムを貼って剥がれ始めた最速記録は1ヶ月程度。1ヶ月程度は保つ感じではあるが、使い方にもよると思うので、フィルムの耐久性については人それぞれだと言えよう。

 なお、TPUフィルムを貼っていても、Apple Watchの操作性はほとんど損なわれない。汗をかいても水に濡れても大丈夫。Apple Watchの見栄えも操作感も変わらず、画面を十分保護していてくれ、ヒッジョォオォ~に便利じゃぁあぁ~ん♪

貼るのが難しい? 失敗しがち? 予習すれば(たぶん)ダイジョーブ♪

 俺の知る限り、Apple Watch画面保護用のTPUフィルムは、どのブランドも基本的に同じ。サイズが微妙に違うとかはあるが、吸着感も使用感も似たようなもので、Apple Watchへの貼り方も、どれも同じ。で、その貼り方だが、ちゃんと理解しておかないと貼るのに失敗してしまうと思う。

 とりあえず、どんな手順で貼っていくのか写真と説明文で見ていこう。ただ、以下の写真だけだと「貼る手順のディテイル」が見えてこないかもしれない。

まず机上にリング状の両面テープ的な台座治具を貼り付ける。
そこにApple Watchを貼り付ける。治具の粘着力は強く、かなり安定的にフィルム貼り作業ができるようになる。
付属のクリーニング用品でApple Watchの画面をキレイにする。アルコールで脱脂→残ったアルコールを布で除去→ホコリはシールで除去、てな手順。
これが貼付前のフィルム。4枚の剥離紙が付いていて、これを順に剥がしつつ、フィルムをApple Watch画面へと徐々に固定していく。
1番の剥離紙を剥がすと、「Dividing Line」と書かれたあたりのみフィルムの粘着剤が現れる。この部分を使い、まずはフィルムを貼る位置を決める。仮止めですな。
2番目の剥離紙は画面側にある。これを立てるようにし、付属のヘラで押して剥がしつつ、フィルムを画面に貼っていく。
ヘラを進めると2番目の剥離紙が自然に剥がれる感じ。ヘラを進ませつつ、画面とフィルムの間の空気も抜いていく。
3番目の剥離紙も同様。4番目の剥離紙が残った状態で、剥離紙上面と上下左右のカーブにフィルムが密着するよう、ヘラでなじませる。あるいは、剥離紙上面(画面に接する部分)のみヘラで密着させ、4番目の剥離紙を剥がしてから指を使って画面周囲へフィルムを密着させる方法もある。
最後に4番目の剥離紙を剥がせば、とりあえず完了。
画面中央にすこ~し空気が残ってしまったので、ヘラで丁寧に押し出していく。
これで完成♪ フィルムを貼り付けた直後は、フィルム表面に若干の歪みが見えたりする。が、数日でツルツルになることが多い。画面端に残った空気も数日で消えることが多い。てゅ~か、フィルム貼ってないみたいでしょ~コレ♪

 こんな手順。フィルムには剥離紙が4枚付いていて、これを順に剥がしつつ作業していくと、独特の「効率よく貼れる機能性」が発揮されるというしくみ。アッタマいい~!!! 文章だと直感的に理解しづらいと思うので、例えば各ブランドが提供しているに「貼り付け方説明動画」を見るのが手っ取り早い。

 具体的にはコレとかコレとかコレとか。どれも貼る手順は基本的に同じ。

 というコトで、Apple Watch画面保護用のTPUフィルムを買うなら、上の写真や動画を見て、一通り貼り方を心得ておくのが無難。紙の取り付け説明書が付属している品が多いが、どの説明書も写真や文字が小さく、中には「何を説明しているのかイミフ」って感じのもある。

 ともあれイイ感じっスよApple Watch画面保護用のTPUフィルム。特にApple Watchで電子マネー決済している場合、レジなど端末に画面をコツンと当てても気にならなくなる。気楽♪ そして1年くらい前に比べるとApple Watch画面保護用のTPUフィルムの価格もけっこう下がってきているので、興味があるならゼヒ!!!

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スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。